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第444回 2009年8月31日 平愛梨さん |
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映画『20世紀少年』でブレイクした女優の平愛梨さんを鑑定します。
『20世紀少年』のカンナ役の平愛梨としてテレビに出ているのを見て、10年ほど前にライジングプロダクションの秘蔵っ子としてデビューした平愛梨と同一人物とは思いませんでした。(昔見た美少女は「梨」の字が違ったかな?と)。それほどまでに顔の印象が違ったのです。
しかしながら過去の顔と現在の顔を比較してみたところベースはまったく変わっていません。同じように整った顔立ちをしています。エラが張って鼻が大きい芯がオっかりした顔です。唯一違う点は、デビュー当時の目はあどけなく、どことなくおどおどした印象があったのに対して、現在の目はとても意志的で強い目ヂカラがあります。もともと濃い上がり眉でしたが、眉を整えることでさらに角度が上がり、強い目を引き立たせています。濃い上がり眉の人は意志が強く実行力があります。目もツリ目で信念を貫き通す我の強さが我の強さがあります。
沖縄出身のタレントを多く抱えている(現ヴィジョンファクトリー)所属ですし、眉の濃さや目の大きさなどから平愛梨さんも沖縄出身だと思っていました。実際は兵庫県出身ながらご両親は沖縄にほど近い鹿児島県沖永良部島出身ということで遺伝子の強さがよく出ています。
また、デビュー当時は縦長の輪郭を強調する髪型で、大人っぽい輪郭にあどけない瞳とアンバランスでした。それが時代にマッチせず売れなかった一因だと思います。デビュー当時が“濃い大人顔”で人気が出ず、のちに人気が出た人には吹石一恵さんがいますが、平愛梨さんもこの映画をきっかけにドラマやCMに続々と出演することになるはずです。
さてヴィジョンファクトリーといえば、安室奈美恵さん、MAX、SPEED、DA PUMPなど歌ダンスとのイメージが強い事務所ですが、最近もう1人女優として注目しているのが滝裕可里(たきゆかり)さん。チョーヤ梅酒「ウメッシュゼリー」のCMで気になって調べてみたら名前とヴィジョンファクトリー所属であることがわかりました。彼女も勢いのある顔をしていますので、ぜひ名前を覚えておいてください。
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第443回 2009年8月24日 山田涼介さん |
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Hey!Say!JUMPの山田涼介さんを鑑定します。
NYC boysとして「女子バレーボール ワールドグランプリ2009」のスペシャルサポーターも努めていましたが、イメージソングである「NYC」は耳に残るいい曲ですね!そしてNYC boys。中山優馬さんや知念侑季さんなど皆さん個性的です。しかし私は、古畑任三郎役を演じたドラマ『古畑中学生』の印象が残っているのと、今年1月の『昭和×平成 SHOWはHey! Say!』で共演していることもあり、どうしても山田涼介さんに目がいってしまいました。
さて、山田涼介さんの顔相ですが、16歳ということもあってまだ顔が出来上がっていません。これからまだまだ変化する可能性があります。現在の顔は、16歳という年齢以上に幼いですが、眉はとても太くて一文字に伸びた男らしい眉をしています。肝が据わっていてどんなことにも物怖じしないタイプです。そしてなんと言っても目。潤んだ瞳で人を惹きつけます。同じジャニーズ事務所内では堂本光一さんに近い目でまるで王子様のようです。
鼻はまだ小さいです。冒頭に書いた「顔が出来上がっていない」というのは、顎・エラの骨格と、鼻から判断しています。子供から大人に成長するにつれてここがしっかりしてくるのです。「鼻がまだ小さい」というのは「まだ自己が確立されていない」ということです。精神的な成長が遅いというように悪くとらえることもできますが、これから成長するので、まだまだ“伸びしろ”があるということです。
人中(鼻と口の間)のミゾがクッキリしていているので根性があります。とても負けん気が強い性格です。周りにライバルが多ければ多いほど成長します。口は鼻と同様で、現在は小さくて形も女性的な形をしています。よく言えば控えめですが、悪く言えば消極的で、受け身の性格をしています。
ただ、口も今後成長してきますし、骨格も将来的には顎がグイッと前に出てくるんじゃないかと思います。そうなったとしたら、現在の眉、目からして“古今東西共通のヒーローの相”になります。今の顔がいいのはもちろん今後の成長が大きいという意味でとても楽しみな方です。
NYC boysを見て思ったのですが、この上にはKAT-TUN 、関ジャニ∞ 、NEWS、タッキー&翼、嵐、KinKi Kids、V6、TOKIO、SMAP、少年隊、近藤真彦さんと、ユニットだけでなくメンバーそれぞれが個性的なタレントが揃っていて、下にはこれからデビューを控えている莫大な数のジャニーズJr.がいるのですから驚きです。“ジャニーズは日本の文化”なんだと思いました。 |
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第442回 2009年8月17日 竹中直人さん |
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似顔絵:みんばのお店 |
監督作品『山形スクリーム』が8月1日に公開された俳優の竹中直人さんを鑑定します。
ブルース・リーや松田優作さんのものまねをやっていたコメディアン時代、にっかつロマンポルノで春やすこさんの相手役をやっていた時代から知っているものとしては、昨年『まぼろしの邪馬台国』で吉永小百合さんと夫婦役を演じた時は驚きました。そしてこの映画でも“竹中直人”というキャラを演じているようなのです。どんな役をやっても“竹中直人”というスタイルが確立されていて演技に味があります。高倉健さんや田中邦衛さん、そして若い人では木村拓哉さんもこの域に達している人ですね。
さて、前置きが長くなりましたが、竹中直人さんの特徴といえば表情が豊かであることが挙げられます。“笑いながら怒る人”を器用にやってのけるように、顔の表情を作るのが上手です。しかし、この方の場合、単に顔の表面の形状を変化させているだけでなく、実際に感情の振り幅が広い人であるというのが私の分析です。
まず、眼力が異様にあります。おだやかな表情をしている時でも、狂気的というか内面の鬱積した情念が目に表れています。それでいて目と目の間が離れていておおらかです。眉間も広く他人の意見を受け容れます。考え方が柔軟で臨機応変に対応できるのです。眉も眉尻が下がっていて協調性があり、基本的には腰が低い人です。
半笑いのように口角が上がっているのでスーパーポジティブな性格です。いっぽうで額に刻まれた複数のシワは取り越し苦労の多さを物語り、スーパーポジティブとは相反する性格が表れています。つまり、度が過ぎた二面性があり、そのことで感情の振り幅が広くなるのです。
額がどんどん後退していって現在ではかっこいいハゲの代表と言われている竹中さんですが、そのおかげで眉や額の変化がよく表れ、喜怒哀楽を人にわかりやすく伝えることができています。 |
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第441回 2009年8月3日 茂木健一郎さん |
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似顔絵:ござる丸
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脳科学者の茂木健一郎さんを鑑定します。
よくテレビで見かけますが、とにかくセルフプロデュースに長けていてキャラが立っています。“茂木健一郎”という人間をとても上手にセルフプロデュースしています。最近はいろんな色の衣装も着るようになってますが、もじゃもじゃ頭に黒のくたびれたジャケットをトレードマークにしています。この髪型、ファッションによって俗的なものには無頓着といった“天才のイメージづくり”をしているのです。早口で話す人は頭の回転が速い人に多い特徴ですが、そのしゃべり方も実は“頭の回転が速いというセルフプロデュースか?”とさえ思わせます。
顔以外の分析を先にしましたが、顔を分析することでさらに“茂木健一郎”のセルフプロデューサーとしての大きな顔がわかります。
とても大きな顔をしていますが、これは自己顕示欲が強い人の特徴です。自分の考えを話そう話そうとする。同時に“頭のはち”がとても大きいですが、これは頭がいい人に多いです。私は頭がいい人には額が広いタイプと“頭のはち”が大きいタイプの2種類あると考えています。
あまり印象的ではありませんが、眉はかなり薄いです。これは計算高い策士のタイプで、自分の手の内を見せない賢さをもっています。とても計算して“茂木健一郎”というキャラを演じています。そしてそれを隠しています。額を隠した髪型も本心を隠そうとする心理の表れであると同時に、表情の変化が出にくいのを計算した上でのセルフプロデュースなのです。 |
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