2004年6月21日(月)
4月25日に参加した第12回「顔と心と体」公開講座『外観といじめvol.2』についてです。
テーマが大きな社会問題になっている「いじめ」ということと、出演者がテレビ等で有名な人ということで、会場は超満員でした。
※前回同様「外観といじめ」がテーマだったので、今回は外観(顔)に関することで印象に残ったことを簡単に書きます。
※赤字が私の言葉です。
基調講演1では、「ヤンキー母校に生きる」の著者で北星学園余市高等学校教諭の義家弘介先生が、小学生時代に受けたいじめの話と、現在北星学園余市高校で行っている教育について、ご自身の経験をもとに熱く語られました。
この中で共感した言葉は、教育の現場において「小手先の技術ではいじめはなくならない。」「見かけは心にものすごく影響する。」「みんなコンプレックスを持って生きている。全然いけてる顔でも、悩んでいる生徒がいる。個人の心はその人にしか分からない。」だった。
基調講演2では、かづきれいこ先生が、義家先生と同じくご自身が受けたいじめの話と、メイク(化粧)について語られました。
この中で印象に残った言葉は、「いじめは、人生を考えさせてくれる時期」「外観は心にくる、心にくると体にくる。体に変調をきたす」「隠すメイクは心を隠す」「日本は何がキレイか、心の目で見れる人が必要」「化粧品は薬、元気になる薬」「心が変わると目が変わる」というものでした。
シンポジウム「外観といじめvol.2」では、義家先生、かづき先生、東京都立墨東病院精神科部長の春日武彦先生、人気作家でテレビのコメンテーターとしても活躍中の室井佑月さん、コーディネーターとして国立市立国立第七小学校校長の釼持勉先生というメンバーが、それぞれ「外観といじめ」について語られた。
この中では、室井さんの「幼稚園の息子がいる母親としては、自分の息子を弱い者いじめする子には育てたくない」かづき先生の「今の子供社会では、無関心、無表情がいじめられない。これはおかしい。」「アニメの世界で美の基準を作りすぎる。」「若い子がフケるのを怖がる。」「人の幸せ(人がキレイになるの)を喜ばなくなった」という言葉が印象に残りました。
対談「室井 佑月×かづきれいこ」では、「心が優しいと顔がキレイになる」「心が優しいとニコニコする」「他人から誤解されない表情を知ることが大事」というような語られましたが、この後の懇親会も含めて、かづき先生が話をしながら見せるその笑顔を見ることで私自身が元気になり、パワーアップ出来たことが今回の一番の収穫でした。
かづきれいこ先生は、先生が考案したリハビリメイクによって人を元気にし幸せにしていますが、それだけでなく、先生が笑顔を見せるだけで、人を元気にし幸せにしています。
私も顔の専門家として早くこの域に達したいものです。