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2019-09-04

日本人の顔、韓国人の顔、中国人の顔

大坊郁夫先生の顔

日本顔学会の新しいニューズレター70号が届きました。
第53回“ 今、を感じさせるKAOの人物を紹介する”「now the face」は、9月14日(土)〜15日(日)に北海道情報大学で開催される「第24回 日本顔学会大会(フォーラム顔学2019)」で特別講演をされる2組、大坊郁夫先生とTELYUKA(石川晃之、石川友香※CGアーティストのお2人)。

画像は「日本顔学会ニューズレター70号」に掲載のものと「日本顔学会誌Vol.19」に掲載されたものを並べて(同じ写真)。

大坊郁夫先生(北星学園大学学長)、今も本当にいい顔をされていますね。

今回の特別講演では、

特別講演1:well-beingを目指す科学としての顔コミュニケーション
~日本韓国中国の比較研究を踏まえて~

大坊 郁夫 氏
(北星学園大学 / 北星学園大学短期大学部)

概要
顔の形態特徴には、民族的特徴などの要因や時代変化が表れる。さらに、人は自民族の特徴には敏感であるが、社会的、心理的距離の遠い民族の特徴の解読には、感受性は低い。加えて、社会的脈絡における顔部位の手がかりの優位性は異なり、それは自己呈示の手段としての化粧行動へも大きく影響する。この観点から、日本、韓国、中国の顔特徴の研究が、社会的、文化的な円滑な関係にどう貢献できるのかについて考えたい。

というお話をしていただけるとのこと。

大坊先生といえば、私が顔学会に入会後、初めて大きな大会に参加した2000年3月4日(土)の「日本顔学会第9回公開シンポジウム」の最初の講演者(【第一印象としての顔】というテーマ)だったこともあってすごく印象に残っています。

そして、同じ日に、漫画家の中尊寺ゆつこさんと東京大学教授の原島博先生が、【アニメの顔・コンピュータの顔】をテーマに対談されました。

当時の日記(ふくろう日記)にはこう書いています。

中尊寺さんのお話では、NYのアメリカ人にとって東洋人の顔による区別が難しいようだが、その中でイメージとして「コリアンは化粧が濃い、エラが張っている、赤いリップ、大きく広い額、上がって下がる角度のある眉」「チャイニーズは丸い輪郭、大きい目、小さい鼻、曲線の眉、下唇が厚い」「ジャパニーズは小さい目、横に広がった口、ピンクのリップ、まっすぐの眉」というのがあるということでした。

これは、ニューヨークで暮らす、韓国人の顔、中国人の顔、日本人の顔のメイクも含めただいたいの特徴=見分け方みたいなものですが、あれから約20年が経って、大坊先生がどのようなお話をされるか大変興味深いです。

(私は今回、参加しませんが)

 

化粧文化研究者ネットワーク活動報告

第50回研究会「化粧品の科学技術史」

講師:南野美紀先生(株式会社ベルヴィーヌ 取締役副社長)

 

私も参加しました。まだブログにはまとめていませんが、Facebookにあげたメモだけここに。

「技術史」なので化学の話も多かったですが、それをわかりやすく楽しく解説してくれました。

化粧品の歴史=化学の歴史でもあるな!と。

医学博士,薬学博士で技術者でありながら、経営学修士で株式会社ベルヴィーヌ取締役副社長と経営者でもある南野さん。

マーケティングの変遷等もすごく面白かった。

「日本ブランドをみんなで守っていく。教育が大事。」という言葉も響きました。

仕事が立て込んでいて今回懇親会は不参加に。

山本先生の台湾土産のパイナップルケーキが今まで食べた中で1番美味しかったので「帰りにパッケージの写真を」と思っていたのに、終了後、南野さんと北山先生に挨拶だけして撮り忘れ。

もう1つ忘れてた。
【化粧品技術はいつ進化するか?】で6つの例をお話いただいたのですが、その1つに「よりよい商品を生み出そうとする情熱と信念」がありました。

【信念、情念】

次回の『週刊てりとりぃ』「大阪から池袋絵意知です!」のコラム内でも書いているキーワードが出てきて驚きました!

というのがこちら、「心斎橋のシンデレラ姫」

化粧文化研究者ネットワーク研究会開催50回記念講演会「化粧文化研究の未来を考える」

これはこちらのブログに書いています。

化粧文化研究者ネットワーク50回記念講演会~化粧文化研究の未来を考える~@資生堂エスパーク

日本顔学会若手交流会活動報告

第16回若手交流会

早稲田大学の中村航平先生による『顔印象を科学するー印象を測る・操作する技術の開発を目指してー』と題した講演。

例えば、女性の場合には目が大きく、肌のトーンが明るく、鼻翼が狭い顔が魅力的に感じ取られやすいという、一般的な認識に近い傾向が見られるとのこと。

第17回若手交流会

ポーラ文化研究所の冨澤洋子さんによる『浮世絵の「顔」に見る江戸の化粧情報』と題した講演。江戸時代の化粧体験で、
紅は染料であるため地の色がかすかに見え、雰囲気が大きく変化して現在の一般的な化粧品とは異なる

というお話が興味深かったです。

私も2017年7月1日(土)の化粧文化研究者ネットワーク第43回研究会「伊勢半本店 紅ミュージアム 見学」をブログに書かなければ!

先に写真を数点だけ。

 

第56回イブニングセミナー

「1にりんかく、2にめもと」

講師:橋本憲一郎先生(似顔絵デザイン)

週刊朝日「山藤章二似顔絵塾」の山藤塾長、“似顔絵は「モデル」と「絵」という2つの円のズレを楽しむゲーム。
似顔絵は「モデル」「描き手」「見る人」のトライアングルによって成立。「見る人」にとってはモデルがわかった時の爽快感が似顔絵の面白さというお話に納得!

日本顔学会関西支部研究会 第3回研究会「顔学の新たな可能性を探る」

こちらも参加していて、ブログに書いています。

第3回 日本顔学会関西支部研究会「顔学の新たな可能性を探る」

 

 

 

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