これからの顔とマスクとメガネと笑顔
日本顔学会の新しいニューズレター75号が届きました。
今回は、3月6日(土)に開催された日本顔学会25周年記念シンポジウム開催報告が中心。
個人的にはこの前夜に予期せぬまさかの事態が発生して参加できるかわかりませんでしたが、オンライン開催ということもあってなんとか参加することができました。
日本顔学会25周年記念シンポジウム開催報告
■特別講演〈顔を知る〉
「動物の顔・ヒトの顔」馬場悠男先生
「特殊メイクで造る顔」江川悦子先生
このあたりは似たようなお話を何度か聴いています。
■第2部〈顔を楽しむ・顔で遊ぶ〉
「似顔絵Room」「若手交流会Room」「化粧文化研究者ネットワークRoom」「美人画研究会Room」とあり、なかなか部屋の行き来が難しかったので、私は最初にザッピングで各Roomを見たあとで1番面白そうな「化粧文化研究者ネットワークRoom」に常駐しました。
代表の北山晴一先生の挨拶からはじまって、デモは「マスク時代の化粧」として「今だからこそ『顔の上半分』が重要」と題したレクチャー。
資生堂ヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子さんと中村潤によるマスク時代のメイク、メンズメイクの眉による印象変化は大変興味深く、最初から参加者が多かったのですが、どんどん参加者が増え続けました。
続くインタラクティブセッション「マスク生活一言コーナー」「これからの顔とマスク」もZoomのチャット機能を上手に使って活発な意見が飛び交い盛り上がりました。
本当に素晴らしい、オンサイトとはまた違ったオンラインでの研究会、ライブセッションになったと思います。
個人的には自慢しようと思っていた、昨年10月の「高島屋大阪店 全国ご当地マスク博覧会」で買った和小物で使われてるような伝統のある布「金襴」の織マスクを披露することができず残念でした。
そんなわけで、他のRoomは参加することができませんでしたが、「美人画研究会Room」と「似顔絵Room」はホームページにてレポートやビジュアルが公開されていましたのでリンクを貼っておきます。
顔学会25周年記念シンポジウムに参加! – 美人画研究会ホームページ
第22回若手交流会報告
こちら私は不参加です。
「最新顔画像生成技術のご紹介とその応用先の議論」ということでCG技術によってハイクオリティな髪型画像を生成可能というお話や、技術をZoomに応用したら一日すっぴんでいられる?などの報告がありました。
化粧文化研究者ネットワーク研究会報告
2020年8月29日(土)
■第54回「美、化粧、そして『子どもらしさ』」:文献調査と卒業論文から
こちらはオンライン開催で私も参加。
株式会社資生堂(S/PARKミュージアム)の櫻井英里さんによる「インターネット検索による直近5年の化粧文化トピックス」ではメディアは「TV/雑誌からSNS、YouTubeへ」というお話。
都留文科大学4年、當山りせさんによる「現代社会で求められる子供らしさとは何か~化粧の低年齢化に関する議論から考える」では「子どもと化粧」についてで、“子どもらしさ”とは?などのお話が。
2020年12月5日(土)
■第55回「たかが体臭・されど体臭!!」
講師:神田不二宏先生(武庫川女子大学薬学部客員教授)
こちらはハイブリッド形式で行い、オンサイト16名、オンライン22名の参加者で実施。
私はオンラインで参加しました。
研究秘話が面白かったです、
時間を作ってそのうちブログにまとめたいと思います。
顔学オンラインサロン報告 第13回〜第22回
第1回から全て参加していたのですが、3月6日の「日本顔学会25周年記念シンポジウム」で疲れていたのか、3月16日(火)の第20回「ロボットの顔」(早稲田大学名誉教授、日本顔学会副会長 橋本周司先生)を聴きそびれてしまいました。
今回もそれぞれの回のテーマと話題提供者のみ記します。
第13回 11月17日(火)
美人画と多様性
話題提供者:松永伸子(日本顔学会理事補佐・美人画研究会主宰)、城戸崎雅崇(美人画研究会・化粧文化研究者ネットワーク)、斎藤忍(美人画研究会・尚美学園大学・似顔絵チャンピオン)
第14回 12月1日(火)
顔認知の多様性
話題提供者:渡邊克己(早稲田大学・新学術領域研究「顔身体学」)
第15回 12月15日(火)
白くなることは美しくなることなのか?
話題提供者:小手川正二郎(國學院大學文学部・新学術領域研究「顔身体学」)
第16回 2021年1月19日(火)
顔学会の25周年を振り返る(その1)
〜学会設立、シンポジウム顔、大顔展〜
話題提供者:原島博、菅沼薫、馬場悠男
第17回 2月2日(火)
顔学会の25周年を振り返る(その2)
〜学会20周年記念事業、顔の百科事典、ビジュアル顔の大研究〜
話題提供者:輿水大和、原島博、馬場悠男
第18回 2月16日(火)
平成美容開花
話題提供者:富澤洋子(ポーラ文化研究所)
第19回 3月2日(火)
顔学会25周年シンポジウムの楽しみ方
話題提供者:髙野ルリ子(副実行委員長)、斎藤忍(似顔絵Room)、塚本陽子氏(化粧文化Room)、瀬尾昌孝(若手交流会Room)、松永伸子(美人画研究会Room)
第20回 3月16日(火)
ロボットの顔
話題提供者:橋本周司(早稲田大学名誉教授、日本顔学会副会長)
第21回 4月6日(火)
脳科学者、心理学者からみた顔学の進歩
話題提供者:柿木隆介(生理学研究所)、山口真美(中央大学)
第22回 4月20日(火)
人のかたち〜異人をどう表現し、また表現されたのか〜
宮永美知代(東京藝術大学、日本顔学会理事)
日本顔学会のニューズレター75号はこちらからご覧いただけます。
https://www.jface.jp/pdf/nl75.pdf
編集委員会だより
4名の新メンバーが加わって総勢11名に!
編集委員の顔写真も載っているのですが、男性2人は2人とも真顔。
いっぽう女性は8人が歯が見えた笑顔の写真で真顔は1人だけでした。
顔学会の会員、顔学会ニューズレターの編集委員でも男性は写真の時に笑顔が苦手だったり、笑顔写真より真顔写真を好むのかな?と思いました。
かくいう私もプロフィール写真を真顔(キメ顔)のものにしていますが。
以前、使っていたプロフィール写真も真顔でした。
※この時は、「優しいもの甘いものがもてはやされているけど、そんな時代だからこそ厳しいことも必要」と口を結んだ表情に。
まだ30代だったこともあり、威厳を持たせようという意識もあったかもしれません。
現在使用しているプロフィール写真を撮影する際は、「好印象度」を優先させて笑顔写真に…とも思ったのですが、最終的には口を結んだ表情に。
メガネも以前の優しさのある楕円形のラウンド型ではなく、ラウンド型ともスクエア型とも違うブロウタイプのこのメガネの写真にしました。
以前よりもさらに厳しい感じです。
これが私の生き方。
「好印象度」を上げてみんなから好かれたいとは思うものの、媚びるのは嫌なんですよ。
笑顔というのは本当に面白くてテクニックとしての笑顔でもとてもいい笑顔の人もいます。
いっぽうで、見事なくらいの「営業笑顔」とわかる笑顔も以前よりたくさん目にするようになりました。
そう、Facebookで(笑)