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日本顔学会第9回公開シンポジウム他

2000年3月4日(土)
日本顔学会第9回公開シンポジウムに参加してきたのでそのことについて触れたいと思います。
<講演1>では北星学園大学教授の大坊郁夫先生が、【第一印象としての顔】をテーマに俗に言われる「眉間にシワのある人は神経質」(私はこの場合神経性の胃炎と観ます。※シワの相によっては肝臓が悪いと観ます)というのを科学的に検証している話や、魅力的印象の要因としての保護・成熟・表現・審美・個性の5つを挙げて説明されました。
<講演2>では中央大学文学部心理学教室助教授の山口真美先生が、【男顔と女顔の境界線】をテーマに男女の識別に重要な顔の部位はどこかについて話されました。眉と輪郭が判断の重要な部位であることや、女性の方が鼻と口の間が狭いなど(私はここが狭いほど理性より感情が先走ると観ます)私の研究上、興味深い話をしていただきました。
<講演3>ではポーラ文化研究所の村澤博人先生が、【化粧で自分の顔を描く】をテーマに白い肌と黒い肌の、肌に色によってのイメージの違いについて話されました。ここで考えさせられたのは俗に言う肌色は日本人の場合
■■■だが白人では■■■こうなり、黒人だと■■■こうなります。肌色という言い方自体も、もしかしたら日本にしかないのかも知れません。そして今や日本人も日焼けサロンで焼いたり、逆に夏でも日焼け止めを塗ったりしているので、様々な肌の色の人が存在します。ですので日本の「肌色」の色が変わっていくのかもしれません。
<対談>では漫画家の中尊寺ゆつこさんと東京大学教授の原島博先生が、【アニメの顔・コンピュータの顔】をテーマに対談されました。中尊寺さんのお話では、NYのアメリカ人にとって東洋人の顔による区別が難しいようだが、その中でイメージとして「コリアンは化粧が濃い、エラが張っている、赤いリップ、大きく広い額、上がって下がる角度のある眉」「チャイニーズは丸い輪郭、大きい目、小さい鼻、曲線の眉、下唇が厚い」「ジャパニーズは小さい目、横に広がった口、ピンクのリップ、まっすぐの眉」というのがあるということでした。
原島先生のお話では「アニメの顔を可愛くするには」どうすればいいかを具体例を挙げて説明していただきました。その中でミッキーマウスの例が出てきたんですが、その顔を見て私は何故ミッキーが時代が変わろうとも長年、世界中の人々に愛されているのか閃きました。ミッキーは口の端が上に上がっています。そして目と眉の間が開いている(眉がない絵のほうが圧倒的に多いが)。これに関してはどちらも私は人気運があると観ます。特に口角(口の両端)は重要なポイントと観ていますがミッキーのここは人間に当てはめてみたら最高にいいです。

講演、対談のあとのパーティーでは原島先生に私のHPで「顔訓13箇条」を掲載していることを事後承諾になりますが、了解をしていただきました。中尊寺ゆつこさんにも挨拶させていただき、NYのメキシコ人の顔について少しお話させていただきました。とてもキレイな方で緊張してしまいました(^_^;)。村澤先生にも挨拶をさせていただきました。
みなさん、ありがとうございました。

2000年1月11日(火)
日本顔学会のセミナーに参加してきました。
〜顔にきずのある人の気持ち〜というテーマで、ライターの石井政之さんが講師をされました。石井さんは顔に赤いアザがあり、ご自身の体験を柱にして顔の傷害を取り上げた「顔面漂流記」(かもがわ出版)という本を出している方です。
今日のセミナーで一番印象に残っているのは「アナタの気持ちが良く解ります」と言ったセミナー参加者に対して、石井さんが「解るわけないじゃないですか。アナタ、顔の半分に赤い刺青して街を歩けますか」と応えたことです。その人の気持ちはその人にしか解らない。でも少しでも理解できるように努力していこう。

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