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2023-10-30

【顔面学講座㉑】 やっぱり顔ですわ! 人物を見る感性の磨き方と心得

楽活]での月1連載「池袋絵意知の顔面学講座」

第21回(2023年10月回)は、

【顔面学講座㉑】 やっぱり顔ですわ! 人物を見る感性の磨き方と心得 | [楽活]rakukatsu – 日々楽シイ生活ヲ

人生経験が豊富な年配者のほうが「人を見抜く」能力が高いので、今回のサムネイルは紫色の服が似合う白髪のお婆ちゃんに。

 

前回に続いて 『ルッキズム』 に絡んだテーマとなります。外見だけで相手を判断したり、差別することは許されませんが、一方で、「見た目で人を判断する」のは人間の本能でもあります。

【顔面学講座⑳】 顔創道(がんそうどう)という考え方。ルッキズムを越えた生き方の提案

【顔面学講座⑳】 顔創道(がんそうどう)という考え方。ルッキズムを越えた生き方の提案

8月5日に大阪樟蔭女子大学で開催された、日本顔学会 関西支部 第4回研究会「人を見た目で判断すること:我々は 『ルッキズム』 をどのように捉えるべきか?」の懇親会で、大手生命保険会社で人材採用の責任者をやっていた楠木新さん(楠木ライフ&キャリア研究所代表)とお話する機会がありました。

この時、2〜300人くらい入る広い会場で偶然私の前の席に座っていたのが、楠木新さんでした。


楠木新さんは『定年後 50歳からの生き方、終わり方』(中公新書)が25万部超えのベストセラー作家でもある。

そして、パネルディスカッション 『ルッキズムをどう捉えるべきか?』の質疑応答で最後に質問したのが楠木さんで、「保険会社で人材採用の責任者をやっていたけど〜最終的に顔を見ないと採れない」というような話をされていました。

その後の懇親会で、第22回日本顔学会大会(フォーラム顔学2017)で実行委員長をやっていた長田典子先生 (関西学院大学)とにこやかに会話されていたので、その中に入っていってお話させていただいた内容を忠実に再現した内容を今回の記事の冒頭で紹介しました。

やっぱり顔ですわ!

の名言は、「質疑応答」の時だと思って、

私が講師を務めた「第64回化粧文化研究者ネットワーク研究会」では、討議で楠木さんが発言される際にそのように他己紹介させていただいたのですが、よくよく考えてみたら「質疑応答」の時ではなく「懇親会」の時だったと思います。

※8月5日の「日本顔学会 関西支部 第4回研究会」で、私が楠木さんを“ナンパする形”で、9月19日の「第64回化粧文化研究者ネットワーク研究会」にお誘いし、参加していただきました。

人相学批判と日本顔学会批判 観相学・骨相学から顔学へ。人類(と私)の顔研究の歴史を振り返る。

人相学批判と日本顔学会批判 観相学・骨相学から顔学へ。人類(と私)の顔研究の歴史を振り返る。

討議での楠木さんの「処世術しての観相学」→北山晴一先生の「術はArt」という流れが良かったです。

まあ「学」も西洋基準の大学で研究しているものだけが「学」ではなく、東洋哲学、東洋思想のよりよい人生を生きるための実践性のある「学」、ある種宗教的なものも「学」ではあるんですけどね。

一部の人は視野が狭いというか「目と目の間を離そう。そうすれば人生の視界も拡がる。(【顔訓13箇条】第7条)」ですわ。

すべては解釈の仕方ですわ!

ということで、今回は、このような構成でまとめました。

企業の採用責任者の視点

顔で判断するのは人間ならではの処世術

顔を見なくなった現代

人物を見る感性の磨き方

①まず、人間に興味を持つことが大切

②生身の人間のパフォーマンスを見る

③書道、花道、茶道、武道、音楽、芸術の実践

人物を見る時の心得

①顔は見るものではなく、感じるもの

②決めつけない

③コンディションを整えて心を無にして見る

武道は相手の心の動きを読む訓練に最適。

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ぜひ、ご覧ください!

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