【顔面学講座㉖】 日本中の仮面が国立民族学博物館に集結!特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」
[楽活]での月1連載「池袋絵意知の顔面学講座」。
第26回(2024年3月回)は、
【顔面学講座㉖】 日本中の仮面が国立民族学博物館に集結!特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」 | [楽活]rakukatsu – 日々楽シイ生活ヲ
開会式で来賓挨拶をおこなったスペル・デルフィン氏(覆面レスラー・大阪府和泉市議員)と女子プロレスラーのフライング・ペンギン氏。
3月は別の記事を予定していて、4月に3月28日(木)から開催のこの特別展「日本の仮面」を予定していたのですが、3月27日(水)の報道・出版向け内覧会と開会式に参加できることになり、すぐに原稿化して、こちらを3月31日(日)ギリギリにアップしていただきました!
国立民族学博物館の方々と楽活の編集部には感謝申し上げます。
昨年、11月に【顔面学講座㉒】仮面とは何か? 変装、変身、日本人の仮面好きを考えるで書いたように日本は世界随一の仮面の宝庫です。
その日本各地の仮面が、大阪府吹田市の万博記念公園にある、国立民族学博物館に集結しました。
仮面研究家の私としては、夢のような展覧会でした!
展覧会の内容については楽活の記事を読んでいただくとして、その日のことをこちらで補足します。
始まりは化粧文化研究者ネットワーク第66回研究会
この特別展を知ったのは偶然で、
3月10日(日)に京都大学で開催された化粧文化研究者ネットワーク 第66回研究会(京都大学映画コロキアム共催)「東映・刺青絵師 毛利清二氏に聞く『俳優に刺青(すみ)を描く(ながす)』とは」
が終了後、まだ会場に残っていた東京からやってきた毛利さんのファンの男性(彫り師)が手に仮面の写真が入った「仮面」と書かれたものを持っていて、「さっき持っていた仮面のは何ですか?」と声をかけたところ、「そこにありました」と。
で、
会場の「京都大学吉田南キャンパス総合人間学部棟1102」の入口の手前がフライヤー置き場でそこにあったのです!
いやいや、この研究会に行ったのも運命、毛利さんのファンの男性がみんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」のチラシを手に取ったのも運命、私がそれを見たのも運命で、こうして大きな何かに導かれてこの素晴らしい展覧会をレポートすることになったのでした!
千里セルシー跡地
大阪メトロ御堂筋線(厳密には北大阪急行南北線)が北の終点・千里中央駅から延伸され「箕面船場阪大前駅」(みのおせんばはんだいまええき)と「箕面萱野駅」(みのおかやのえき)の2駅が開業した3月23日から4日後。
大阪メトロ(北大阪急行)千里中央駅から大阪モノレール千里中央駅へ乗り換える途中の千里セルシー跡地。
廃墟になってました。
大阪から池袋絵意知です!千里セルシーの思い出「2012年のスマイレージ」
大阪モノレール
大阪空港、千里中央、万博記念公園、門真市などを走る大阪モノレール。
千里中央駅の改札を入ってホームに向かう途中、翌日から開催の特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」の広告に変更する瞬間を目撃!
さらにモノレールに乗っても「日本の仮面」
万博記念公園駅
雨や曇りまで天気がすぐれなかったこの週。この日だけは晴天の天気になりました!
「EXPOCITY」の観覧車の横に「SAKURA EXPO」の文字
やっぱり太陽の塔は青空をバックにすると映えますわ!
何かの撮影をしていました。
白髪の人が万博記念公園の偉い人?
NIFREL
ニフレルまた行きたいなぁ。
『月刊てりとりぃ』【大阪から池袋絵意知です!(29)】「EXPOCITY」(ニフレルを中心に)太陽の塔ソフトクリーム、ラスカルカフェ|鈴木啓之監修『東京レコード散歩』CDが6社揃い踏み!
左で何を撮影?
と思ったら
「SAKURA EXPO」の看板をフォトスポットにして若いカップルが2組
万博記念公園に向かいます。
久しぶりだし、天気もいいし、ワクワク感が!
太陽の塔もどんどん近くなってきて
万博記念公園中央口の催し物ポスターも「日本の仮面」に!
太陽の塔
万博記念公園内に入ると正面に太陽の塔がお出迎え!「黄金の顔」と「太陽の顔」
太陽の塔を斜め横から
そして、後ろにある「黒い太陽」
「黄金の顔」のところに本物の太陽が!☀️
万博記念公園【太陽の塔】イルミナイト万博 X’mas&冬の夕暮れの哀愁漂う太陽の塔
太陽の塔・誕生45周年 Re:TOWER OF SUN EXBIT みんなで太陽の塔展
『月刊てりとりぃ』【大阪から池袋絵意知です!(30)】「太陽の塔」(私もケロヨン世代です。)
太陽の塔についてはもっといっぱい書いてるし、まだ書いてないのもあるけど
太陽の塔広場の裏手に国立民族学博物館の行き先案内が出ていました。
上空をヘリコプターが
お祭り広場ではグルメがたくさんと思っていると
日光さる軍団 伝統芸能 猿まわし
見たいけど、時間ギリギリなので素通り
国立民族学博物館が見えてきました。
広々とした空間が最高です!
ちょうど飛行機雲が
国立民族学博物館 総合研究大学院大学
「国立民族学博物館 総合研究大学院大学」とあるように、総合研究大学院大学の「人類文化研究 – 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立民族学博物館」なのです。
正面が本館
左が特別展示館
本館で受付を済ませて
内覧会へ。
展示内容についてはこちらを!
【顔面学講座㉖】 日本中の仮面が国立民族学博物館に集結!特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」 | [楽活]rakukatsu – 日々楽シイ生活ヲ
マスコミ内覧会が終わって、開会式までの間、特別展示館の外観を撮っていると
逆光が(あ、ここにも飛行機雲)
引きのアングルだとどうしても白い太陽の光が入り込む
蛍光イエローの服を着た派手な人が邪魔だなぁ💛(中央の看板の下)と撮影していたところ
本館に入って「エントランスホールのどこから撮影しようかな?」と思っていたら、さっきの蛍光イエローの服を着た派手な人。
キャップも被っててマスクもしてるけどもしかして、ばんばさん?
いや、ばんばさんはここまで身長高くなかった。
と思うも、この派手な人が係員に話しかける口調を聞いて、ばんばさんだ!
とわかって声を掛けました!
なんとシャレコーベミュージアムのハロウィンフェスティバルの講演で何度かご一緒している関西では有名なラジオパーソナリティの馬場章夫(ばんばふみお)さんでした!
7月には85歳になるというのに元気元気でパワーをもらいました!
元気の秘訣、健康の秘訣はやっぱり話すことだなぁと!
シャレコーベミュージアム「第6回ハロウィンフェステバル」で10月29日(日)に講演をおこないます。|【仮装 変装 変身】ハロウィンだからマスクとコスプレを考える。〜プロレスの覆面を中心に〜
『月刊てりとりぃ』【大阪から池袋絵意知です!(32)】「JOBBBインターネットラジオ」
この日、馬場さんは「家族ラジオJOBBB」ではなく、FM千里の「ばんちゃんのコレラジオ キクキク」の取材でいらしてました。
開会式
国立民族学博物館館長の吉田憲司教授から挨拶。
その横で来賓の2人、覆面レスラーのスペル・デルフィン氏とお坊さん(住職)が並んでいるのがシュール。
デルフィン氏はプロレスのマスク、住職は不織布マスクで2人ともマスクマンであることには変わりませんね!
住職は、今回の特別展の「第2章 祭りや芸能の中の仮面」で「矢田寺の練供養(奈良県大和郡山市)」の展示に協力している矢田寺(金剛山寺)前川真澄師でした。
そして、テープカット
このあとデルフィンさんには「まぐろパークの海鮮プロレス見に行きました」と挨拶させていただきました。
『月刊てりとりぃ』【大阪から池袋絵意知です!(20)】「海鮮プロレス」
※よく見るとまだ「まぐろパーク」ができる前の「堺中央市場」でしたね。
で、私が見に行ったのは「海鮮プロレス」の旗揚げ戦でした!
大阪から池袋絵意知です!「大起水産 街のみなと まぐろパーク」
【顔面学講座㉒】仮面とは何か? 変装、変身、日本人の仮面好きを考える でも「海鮮プロレス」の話をしています。
そうそう、特別展「日本の仮面」の「第4章 ヒーローと仮面」には、スペル・デルフィン氏所蔵の仮面ライダーやタイガーマスクのソフビ人形、さらには「仮面の忍者 赤影」の仮面、タイガーマスクや獣神サンダー・ライガーなどのマスクも展示されていました。
その中には、恒文社のプロレスアルバム38 ガッツ・シリーズNo.4『FIGER MASK Forever(タイガーマスクよ永遠に)』も展示されていて、私も当然持っておりました!
で、展示キャプションには「恒文社発行。昭和43年(1983)」とあったんですが、まだ実在のタイガーマスクは昭和43年には誕生しておらず、「昭和58年(1983)」が正しいですね!
昭和43年は漫画のタイガーマスクが講談社の漫画雑誌『ぼくら』で連載が始まった年です。
フライング・ペンギン
今回初めて知ったフライング・ペンギン選手は「ニコニコが形状記憶したような目と歯の見え方が美しい笑顔」がめっちゃかわいかったですが、やっぱり私が推しのマスクウーマンはスターダムのスターライト・キッド選手です!
フライング・ペンギン選手は素顔でシンガーソングライターとしても活躍しているということで、調べたところ素顔もめっちゃかわいかったので、今後注目していきたいと思います!
【顔面学講座㉖】 日本中の仮面が国立民族学博物館に集結!特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」 | [楽活]rakukatsu – 日々楽シイ生活ヲ
ぜひ、ご覧ください!
そして、この素晴らしい特別展を見に行ってください!