toggle
2020-02-23

上國料萌衣クラブコスメチックスイメージモデルに|「昭和メイクの移ろい ―白粉からファンデーションへ―」

アンジュルムの上國料萌衣さんがマクドナルド「マックフルーリー キットカット」のCM出演に続いて、「クラブコスメチックス(「東のレート、西のクラブ」と言われた明治36年創業の老舗化粧品メーカー中山太陽堂が前身)」のスキンケア商品「クラブ すっぴんシリーズ」のイメージモデルに!

\ すっぴん! / 上國料萌衣 | アンジュルム メンバー オフィシャルブログ

クラブ すっぴんシリーズ イメージモデルにアンジュルム 上國料萌衣さんが!

クラブ すっぴんシリーズ|クラブコスメチックス

アンジュルムファンとしては嬉しい限りです!

アンジュルム ライブツアー 2016春 『九位一体』@熊本B.9 v1(上國料萌衣初の凱旋公演)

旧ブログの上國料萌衣関連記事。

ミュージアム – クラブコスメチックス

クラブコスメチックスさんと言えば、昨年5月31日にミュージアム – クラブコスメチックスで開催の第16回企画展「昭和メイクの移ろい ―白粉(おしろい)からファンデーションへ―」に行ってきたのですが、ブログに書いていなかったのでこのタイミングで書きます。

第16回企画展「昭和メイクの移ろい ―白粉からファンデーションへ―」

2019年4月1日(月)~5月31日(金)

日本のメイクは昭和期に大きな進化を遂げ、身嗜みとされていたメイクが個性を活かす個性美へ、そして自己表現であるファッションの一部へと変化していきました。激動の時代である昭和期に、近代メイクから現代メイクへと色あざやかに花開いた「昭和メイク」の流行と移り変わりを、160点の所蔵史料をとおして紹介。

場所は、
大阪市西区西本町2-6-11 タイヨービル1階
株式会社クラブコスメチックス文化資料室

中山太陽堂のなごりがあるビル名。

雨が降っていて傘をさしたまま撮影した結果、脚の角度が妙に女性っぽくなった私がガラスに写っています。

 

1階受付の左手が文化資料室です。

化粧文化研究者ネットワークの研究会でうかがった内容もあってそれを思い出したりもしました。

印象に残った展示史料のメモです。

第1章

メイクは身嗜みから個性美へ 1920〜30年代
(伝統的な和化粧に西洋化粧を取り入れた「昭和初期」)

クラブ化粧品は、1934年までに、「近代十二色(白色 肌色 桃色 濃肌色 クリーム肌色一号號 クリーム肌色二號 オリーヴ色 藤色 水色 濃茶色 オークル一號 オークル二號)」の最多で12色の刷き白粉を発売。

顔の形によってチークの入れ方を変えるなど、個性を活かした化粧を提唱。

『かくし化粧の秘訣』
大日本雄弁会講談社の出版物

お化粧に大切な地肌の整へ方
一分間化粧の仕方

ほほ紅の生きた使い方
丸顔、細長い顔、瓜実顔と3つの顔の形に合わせた使い方

色付きの刷き白粉
つける時間帯や服装によって使い分ける事を推奨

クラブ白粉錠
ケースがとても華やかでアンティークアクセサリーのようでした。

図案家
今でいうデザイナーイラストレーター(雑誌・パンフレットの広告制作)

第2章

健康美 1940年代
(健康化粧に力を入れた「戦時中」)

『松竹座ニュース』『少女倶楽部』などの広告に「健康化粧」「健康美容」というキャッチコピーがあり、この時代は健康がキーワードだったことがわかる。

第3章

メイクは個性美からファッションへ 1950〜70年代
(個性美からファッションへと多様化した「昭和中期~後期」)

「ミニスカートおことわり」キャンペーンポスター
1973年(昭和48年)秋

手軽に、楽しく化粧でき、自然で、しかもしないよりしたほうがずっと楽しい。
(マリー・クヮントの哲学)

イラストに描かれた女性の顔は離れ目でタバコを持つポーズ。

後ろにロングスカートの女性が8人!

タバコというのが時代を感じさせました。

現代の日常的な化粧は1940年を境に形成。

広告手法に定評のあった中山太陽堂が作ってきた化粧文化の精神を垣間見ることができました。

そして、その精神は、上國料萌衣を「クラブ すっぴんシリーズ」イメージモデルに起用したクラブコスメチックスに受け継がれていると思います!

見学を終えて出てくると雨は上がっていました(右に「タイヨービル」とあります)

 

関連記事