外見をどう見せるかは、人が社会的動物として生きるための手段の一つに過ぎません。
12月6日(土) は、第72回 化粧文化研究者ネットワーク研究会
「がん治療におけるアピアランスケア~最近のトピックもふまえて~」
野澤桂子先生(目白大学看護学部看護学科教授、臨床心理士)
にオンラインで参加しました。

第72回 化粧文化研究者ネットワーク研究会
【会場】 資生堂汐留ビル3F 306会議室
【講師】野澤桂子氏(目白大学看護学部看護学科教授、臨床心理士)
【概要】野澤桂子氏は、日本におけるアピアランスケア(がん治療に伴う外見の変化へのケア)の第一人者として、多数の研究や講演、メディアへの情報提供を行っています。
外見の悩みが「社会との関係性から生じる痛み」であることに着目し、外見が変化しても、その人が自分らしく人生を歩んでいけるように、医療の立場から支える研究をされています。
今回の研究会では、具体的な事例をもとに、外見の変化によって起こる問題の本質が人間関係や社会生活の変化であること、したがってアピアランスケアとはじつは外見のケアにとどまらず、「こうあらねばならない」という思い込みを取り払うこと、そして生活の場に出て行く自信をつけることが重要である等のお話をいただく予定です。
外見の悩みの本質は何か?
無人島に一人だったら・・・
外見変化の問題を整理すると
・心理的問題
・社会的問題
・身体症状
外見の変化による心の変化、外見の変化による社会の中での自分の立ち位置の変化
「外見の悩みは社会との接点があるからこそ」
外見の悩みは「社会との関係性から生じる痛み」など、「外見」「社会」の人間の本質的なお話も含めて大変興味深いお話でした。
この日、もっとも印象に残った言葉
外見をどう見せるかは、人が社会的動物として生きるための手段の一つに過ぎません。

「化粧」をすることで我々はヒトから人間になった。
「化粧」をすること=「外見をどう見せるか」
【顔面学講座⑨】日本における化粧の歴史~昭和・平成・そして令和~
で、「顔に何かを塗るだけが化粧ではない。」と書きましたが、
「化粧」とは「外見をどう見せるか」です。
スティーブ・ジョブズの化粧と私の化粧
スティーブ・ジョブズは、いつも同じ服を着ていました。
イッセイミヤケの黒いハイネックの長袖Tシャツに、リーバイス501のジーンズ、ニューバランスのスニーカー。
これも「外見をどう見せるか」
ジョブズ師匠を顔相鑑定? AppleCLIP(アップルクリップ)
私もメディア(テレビ)に出始めの頃は、スティーブ・ジョブズのイメージでいってました。
その後はスーツやジャケットを着るようになりましたが、基本的に上着は黒色でメガネはラウンド型のゴールドフレームに統一しています。
今は仕事絡みというか写真を撮る機会がありそうな時は、プロフィール写真で使っている下側が縁無しのブロウタイプブロウタイプのメガネのするのを基本にしていますが、

プライベートでは黒のセルフレームのメガネが多いです。
外見で印象が変わり、人の接し方も変わる
「外見をどう見せるか」=「外見をどう変えるか」
で、全く印象が変わるんですね。
10月1日の駆け込み万博後に「東京の人に連れて行ってもらった大阪の店」
この時私は、黒のスポーティーなジャケットに黒のTシャツ、黒のセルフレームのメガネ
11月4日、その店に2度目に行った時は、完全にプライベートモードでキャップを被り、紫のダウンジャケットに紺のフリース、下は履き古したジーンズ、黒のセルフレームのメガネ
12月5日、3度目に目崎さんをお連れして行った時は、白っぽいニットに赤いマフラーで茶色のコート、そしてこの店では初めて下側が縁無しのブロウタイプのメガネ
するとどうでしょう?
お店の人は、私が誰だか最初わからなかったのです。
「来たことある」「ボトル入れてる」まで出てしばらく時間がかかりました。
変装ではないけども、外見を変えると印象がまるで変わるので面白いです。
昔、ラフな格好で一度行った店に、半年後にちゃんとしたジャケットを着ていくと店の人の対応が全く違ったことがありました。
外見をどう見せるかは、私が社会的動物として生きるための大事な手段です。
服装によって顔は変わる
ファッションによって自分の顔を良くしよう!日本一ファッション文化が根付く街・熊本を探索
ということで、
いい服を着るといい顔になる。
スティーブ・ジョブズのようなワンパターンもいいですが、私はファッションを楽しみたい人なので、仕事用もプライベートもめっちゃたくさん服を買って、めっちゃたくさん服を持っています(まだ一度も着たことがないアイテムが下手したら100アイテム以上ある、Tシャツを除き。Tシャツだけでまだ一度も着ていないのが100枚は余裕である)
コーディネートを考えるのが楽しいし、TPOや気分に合わせて服装を変えるのが楽しいんです。
ファッションは私の趣味の1つです。
坊主にすると縮毛が強くなる?
野澤先生のお話にあった、抗がん剤治療による脱毛後の「再発毛は縮毛が強く出る」も新しい発見でした。
私自身、中学生の時に坊主にしてからそれまで天然パーマレベルだった髪が思いっきり縮毛になった経験があります。
メディア・バイアス(偏向報道)
こちらで、
米澤泉先生(甲南女子大学)が研究会報告をまとめてくださっていますが、
第72回研究会「がん治療におけるアピアランスケア~最近のトピックもふまえて~」
冒頭に
私たちの「がん」に対する認識は、いかにメディアが流布するイメージに左右されているかが明らかになった。
これも現代社会におけるメディア・バイアス(偏向報道)ですね。
化粧文化研究者ネットワークの研究会を通して化粧、社会、文化、人間、いろんなことを学んでいます。










