近鉄特急ひのとりで行く名古屋「ホーユーヘアカラーミュージアム見学会」
9月16日(火)は化粧文化研究者ネットワーク第71回研究会で、名古屋のホーユーヘアカラーミュージアム見学会(+コスメタトゥー体験)でした。
9月から火曜と金曜は基本的に父の入院する病院に行くことになりましたが、事前に申し込みをして楽しみにしていたのでこの週は1日前の月曜日(敬老の日)に行って予定通り参加しました。
東海道新幹線より快適な近鉄特急ひのとり
本来であれば、行きは8時30分の特急アーバンライナー、帰りは20時ちょうどの特急ひのとりに乗る予定でした。
が、難波まで行く電車が遅れてしまったため、行きは9時ちょうどの特急ひのとりに乗ることに(事前にネットで予約してなくて逆によかった。予約変更はできますが)。


大阪から奈良にも名古屋にも京都にも1本でいける近鉄電車最強!
さらに、近鉄奈良線と阪神なんば線が相互直通運転をしているので神戸三宮駅にも1本で行ける!

新型名阪特急「ひのとり」 2020年3月14日(土)デビュー!
ということで、昔はアーバンライナーでよく名古屋に行っていたのですが(主にハロプロやLoVendoЯ/ラベンダーのライブで)、今回初めて近鉄特急ひのとりに乗ることに。

シートの背もたれはこんな感じ。
「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとし、お客さまにより快適にご乗車いただけるよう、日本で初めて全席にバックシェルを設置するなど、車内の居住性を従来より大幅に向上させた新型名阪特急。

電源コンセントを1席に1つでここにありました。
大阪ー名古屋、早さでいったら東海道新幹線です。
新大阪〜名古屋間は最速47分(50分弱)。
一方、近鉄特急ひのとりだと
大阪難波~近鉄名古屋間は最速で2時間6分(2時間強)。
倍以上の時間です。
本数も東海道新幹線は次から次にありますが、近鉄特急ひのとりは1時間に1本か2本(だいたい毎時30分がアーバンライナーで、毎時ジャストがひのとり)。
それでも快適さでは断然ひのとりです!
料金は新幹線よりも安いのに、新幹線よりも豪華な車内。ひのとりレギュラーシートでも新幹線のグリーン車と同じの広いシートピッチ(ひのとりプレミアムシートだとさらに広い)
新幹線に1人で乗るなら隣におデブや臭い人が来る可能性もあるけど、私が乗ったのは9時と20時の朝と夜遅めだったこともあり、大阪難波ー近鉄名古屋間は誰も隣に来ませんでした(津駅や大和八木駅で人が降りると、そこから乗ってきた人が同じ席に座っていて席の振り分けもうまくやっているようです)
さらに最近の東海道新幹線はインバウンドで外国人観光客の急増。マナーの悪い外国人観光客がたびたび話題になっています。
特急ひのとりも外国人観光客がいましたが(行きは通路を挟んだ平行線に2人組のカップルがいて彼らが津駅で降りると、津駅からも乗ってきたのも外国人観光客でまた大きなスーツケースを持って1人でそこへ)、上級者なのか静かなもんです。
コスパはひのとり
タイパは新幹線
快適重視のコンパ「comfort(コンフォート)パフォーマンス」はひのとり
今年2月にぎっくり腰になり、その後も腰痛再発が心配な私も、途中でトイレに行くなど立ち上がり、車内で快適に過ごすことができました。
ひのとりはとにかく快適です!
名古屋駅前(名駅)
名古屋は昔はよく行っていたけどたぶん10年ぶりで、駅前がめっちゃ都会になっててびっくりしました。
まずは10回以上名古屋に行っていて初めて見る名古屋のシンボル・ナナちゃん人形

名鉄百貨店前にあるんですね。あっし、近鉄派なもんで。

後から前からナナちゃん人形。この時は「0123のアート引越センター」でした。

なんだこのかっちょいいビルは?と思ったら、HAL名古屋(IT・CG・ゲームの専門学校)

JR名古屋駅のほうに行って

JR名古屋高島屋(ジェイアール名古屋タカシマヤ)

KITTE名古屋
看板がないし名古屋駅直結のJPタワー名古屋内ということでわかりにくい。JPタワー名古屋でええやん!
大阪は「大阪ステーションシティ」の中に「JPタワー大阪」「イノゲート大阪」(以上、JR西日本物件)があり、KITTE大阪は別のビル。
このあたりを参考に↓
梅田ダンジョンを避けグラングリーン大阪からフェスティバルタワーまで地上を歩く

KITTE名古屋の中は、KITTE大阪に似た感じでした。


おしゃれなランチを食べてからホーユーヘアカラーミュージアムへ。
化粧文化研究者ネットワーク第71回研究会「ホーユーヘアカラーミュージアム見学会」
腰痛は今は無いし、今回は施設見学会だけど、今回も3月に続いて私が撮影係をやりました。

この写真を撮っていると「さすが」とお褒めの言葉をいただきました。
見学先:ホーユーヘアカラーミュージアム(公式サイト https://www.museum.hoyu.co.jp/)
住所:〒461-0023 愛知県名古屋市東区徳川町903
化粧文化研究者ネットワークのホームページに今回の見学会を企画してくれた都留文科大学の山本芳美先生による詳しい「研究会報告」がございますのでこちらをご覧ください。
第71回研究会「ホーユーヘアカラーミュージアム見学会」 | 化粧文化研究者ネットワーク
※写真撮影は私なので、このページと同じ写真がいくつか使われています。

ホーユーヘアカラーミュージアムは日本初のヘアカラーに特化したミュージアム。髪と毛染めの博物館です。

名古屋駅からタクシーで来る際に運転手さんとの会話に出た、男性用白髪染め、MEN’S BIGEN(メンズビゲン)が入ってすぐのところに展示されていました。
日本のヘアカラー史
私は2階の「日本のヘアカラー史」エリアから見学。

自然の黒の時代[古代〜江戸時代]
・奈良時代
若さと美しさの決め手は“黒髪”
美人の証は長い黒髪
・平安時代
豊かな黒髪が美人の条件
白髪を老いの象徴として詠んだ万葉の歌人たち
・江戸時代
化粧文化の発展により白髪を隠せる製品が誕生
黒を基調とした化粧の定着 髪も歯も黒く
色彩に強い思い入れを持った日本人は、黒は黒でも「鉄黒」「濡羽色」などさまざまな色調を見分け、使い分けてきたと9種類の色みが展示されていました。
江戸時代の川柳も。
化学の黒の時代[明治時代〜昭和時代中期]
明治時代は染毛にも文明開化の風
カラーの時代[昭和時代中期〜平成時代中期]
アメリカ文化がおしゃれのイメージ
日本へアカラー協会のレベルスケール。基準を決め、見えるようにする事で、各組織で許容される明るさが決まっていった。
多様性の時代[平安時代中期〜現在]
ヘアカラーの定着
ヘアカラーでより自由な自己表現
価値観を変えるグレイヘアー
明治〜大正時代の国産染毛剤、明治時代は染めるのに8時間だったのが、オキシドールで30分になり、今は5分。メッシュやインナーカラーやバイカラーなど染め方も多様化。
ヘアカラーの魅力(体験エリア)
「毛髪表面観察」「なりたい自分を探すフォトウォール(AIシュミレータで普段できない髪型や髪色の擬似体験)」「パーソナルカラー診断」などがあって楽しかったです。



毛髪表面観察

なりたい自分を探す、AIによる髪型や髪色シミュレータ

アプリによりパーソナルカラー診断
ホーユー展示室
3階はホーユー株式会社の歩みをたどるコーナー

歴史的資料の数々。
面白いと思ったのは、「ビゲン」は漢字にすると「美元」
「美元」は中国では「美国(アメリカ)」の元(お金の単位)になってしまうため、中国への輸出用は「美の源」から「美源」の表記に。さらに台湾では「美源」の商標が使えず、「美原」になったそうです。
ホーユーデジタルアーカイブスでは、ビゲンヘアカラーなどの過去のテレビCM。昔なつかしい三波伸介さんのCM、社長がファンだった八千草薫さんにCM出演依頼して決定した話、比較的新しい飯島直子さんのCMなどもありました。
新規事業の「コスメタトゥー」の話とその体験シーンも見学できました。
これはやり方次第でブームというかファッションとして定着する可能性があると思いました。
詳しくはこちらを。
第71回研究会「ホーユーヘアカラーミュージアム見学会」 | 化粧文化研究者ネットワーク
とても充実した研究会になりました。ホーユー株式会社の皆様、化粧文化研究者ネットワークの皆様ありがとうございました。
懇親会

懇親会は札幌かに家ビル内のうなぎ料理。右に縦で「うなぎ」のイラスト、上にはカニの看板🦀
鰻巻きとひつまぶしが美味しかった。

レジ前にはグッズではなく、記念撮影用のカニの被り物が。

名古屋駅前にドーン!のDirとルイヴィトン
ザ・名古屋って感じ!
帰りの近鉄特急ひのとりに乗っていると、

つ
いろいろあった9月。遅い夏休みで姫路・明石・淡路島に行く予定が不測の事態でキャンセルということになってしまったので、代わりにちょっとした旅行気分も味わえました。
ありがとう!近鉄さん!










