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2022-01-04

顔相鑑定(136):宮沢りえは「戦後日本の3大美人」 若返るよりいい歳のとり方を

池袋絵意知の人気のあの人どんな顔

女性向けウェブメディア「fumumu」で連載の【池袋絵意知の人気のあの人どんな顔】

2022年、最初に鑑定する第136回は女優・宮沢りえさん。

現在放送中の、2クール連続のオリジナルミステリードラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に出演中で、宮沢さんは、主演の西島秀俊さん演じる相良凌介の妻・真帆を演じています。

また、三谷幸喜さんが脚本を担当する1月9日スタートの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)では“牧の方”役で出演。大泉洋さん演じる“源頼朝”の浮気を妻・政子(小池栄子さん)に伝えるなど、“悪女”と評される人物を演じます。

昨年はブレイクのきっかけとなった「三井のリハウス」のテレビCMに34年ぶりに出演。1987年(昭和62年)時は中学生だった白鳥麗子が母親になった役を演じて大きな話題になりました。

宮沢りえは「戦後日本の3大美人」 若返るよりいい歳のとり方を

■元祖美少女ブームの火付け役

■原節子と吉永小百合と…

■「スマイルライン」と「Eライン」

■あらゆる大人世代のお手本に

顔相鑑定(136):宮沢りえは「戦後日本の3大美人」 若返るよりいい歳のとり方を

ぜひ、ご覧ください!

戦後日本の三大美人論争に終止符を打つ

長らく議論されてきた「”戦後日本の3大美人”は原節子と吉永小百合。3人目は誰か?」

”銀幕のスター”の中でも時代を象徴した2人が偉大すぎるため、3人目は好みや思い入れで変わってきました。

夏目雅子、岩下志麻、山口百恵、八千草薫、高峰三枝子など、3人目がバラけすぎるため平成の間に決まらないまま令和を迎えてしまいましたが、私がこのタイミングで“宮沢りえは「戦後日本の3大美人」”とタイトルにも入れて言い切ったことで、宮沢りえさんに決定しました。

もともと、社会、文化、芸能の識者の声を総合すると3人目に宮沢りえさんを挙げる人がもっとも多かったです。

顔学の第一人者の原島博先生(日本顔学会2代目会長、東京大学名誉教授)も日本顔学会発足前のシンポジウムか何かで「”戦後日本の3大美人”は、原節子と吉永小百合、そして3人目は宮沢りえ」と言っていたように思います。

ところが、宮沢りえさんが激ヤセしたり、芸能界の表舞台から消えかかったりした時期があったからか、

2017年7月2日(日)の「第11回美人画研究会」の原島先生の講演『「美女と美男のイメージ―それはどのようにして作られたのか」』では、3人目に堀北真希さんを選んでいました。

理由は「何年周期」のような数字をもとにした工学博士、数学者らしい説でしたが、私は単に「堀北真希の顔が原島先生の好みだから」だと思っています。

というのも、

2016年11月20日(日)に開催された第21回日本顔学会大会(フォーラム顔学2016)に原島先生の奥様がいらっしゃって小河原智子さんに似顔絵を描いてもらうシーンに立ち会ったのですが、堀北真希系の目が大きくて小顔のショートカット美人だったからです!

堀北真希さんの芸能界での活動期間は2003年から2017年まで。

つまり、1990年代までは先生の中ではまだ宮沢りえで、2000年代になって堀北真希が出現し、自分の好みのど真ん中の顔の女優が出てきたことで堀北真希に変わったのでないか?

というのが私のヨミです(笑)

美人とは何か?

美人を見るのもいいけど、これを考えるのも楽しいです。

今回の記事は美人研究の第一人者・城戸崎雅崇さんの化粧文化研究者ネットワーク研究会での発表も参考にさせていただきました。

「浮遊する美人~美人とは何か」化粧文化研究者ネットワーク 第41回研究会|「現代日本の3大美人は長澤まさみ、北川景子、綾瀬はるか(池袋絵意知選)

社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子さんが

「すでに『ブス』という言葉がタブーになりましたから、その対極にある『美人』も言っちゃダメ」

なんて言ってますけど、私の21世紀の美人論!『あなたは何顔美人? 本当の自分を知るフェイスリーディング』(WAVE出版)を読んでいただきたいですね!

顔相鑑定(136):宮沢りえは「戦後日本の3大美人」 若返るよりいい歳のとり方を

ぜひ、ご覧ください!

 

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