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2020-05-13

『スパイス名人宣言 (日曜日の遊び方)』朝岡勇、朝岡和子

【7日間ブックカバーチャレンジ】3日目

『スパイス名人宣言 (日曜日の遊び方)』朝岡勇、朝岡和子(雄鶏社)

平成8年2月28日発行

過去2回リクルート時代の話をしていますが、1999年に退職する時、直属の上司には「カレー屋をやります」と言って辞めたんですね。

「観相学をやる」とか「顔の研究をやる」と言っても信じてもらえないので。

当時のリクルートには、けっこう独立して飲食店をやる人がいたのでカレー屋なら信じてもらえるだろうと。

同じタイミングで辞めた同僚も、2年ほど修行してから川口で魚の美味い居酒屋をやってますし。

社内の人事発表で退職する挨拶をした時は、「髪がだんだん少なくなってきたのでヒゲを生やせる仕事に転職します。カレー屋になります!」と言って爆笑をかっさらって。

それから3週間後の全体での最後の挨拶で初めて「占い師になります!路上で人生のコンサルティングをやります!」と言ったんですが、当然誰も信じてなくて「また言ってるよ!」と大大大爆笑でした。

本日発売『SPA!』【今週の顔 PEOPLE THIS WEEK】File.02で花田勝氏の人生を占う。で少し書いています。

社外のお客さんには「これからはインターネットの時代だからWebデザイナーになります」(昨日、書いた板橋のベンチャー企業T社のKさんにも)というのが多かったんですが、カレー屋も将来やりたいことの1つだったので、当時のクライアントで板橋区東坂下にあった高級スパイスブランド「朝岡香辛料」さんには「カレー屋をやりたくて」と伝えたんです。

※スパイスは鮮度が大事、ブランドが大事だから、近くのダイエー西台店から卸してくれと頼まれてもOKせず、販売するのは、伊勢丹、明治屋、ザ・ガーデン自由が丘などの高級食材を多く扱ってる店ばかりで。

そしたらですね、今回紹介する著者の娘で大手商社から親の会社に入っていた朝岡久美子さんが「だったらうちで月に1回、新宿の伊勢丹クイーンズシェフでスパイス 料理教室やってますので来たらいいじゃないですか」と。

面白い流れですね。

で、実際に約10ヶ月、朝岡香辛料のスパイス料理教室に通いました。(毎回10名くらいの参加でほとんどが主婦の方で当然男は私1人)

なんで行かなくなったかというと、2000年1月の回はバレンタイン前ということで「トリュフチョコ」だったんです。

平日の昼間からセレブな奥様方に混じってヒゲのおっさんが生チョコにカカオパウダーをまぶしてくるくる丸めてる絵を想像してみてください。

「オレ、何やってるんだろう?」

と思いそれが最後となったのでした。

ちなみにその作ったトリュフチョコは元T社K氏のホームパーティーに持っていってこのネタ含めて大ウケでした。

このパーティーで某経営コンサル会社の女性と知り合い彼女のクライアントからのリクエストで「リクルート出身のコピーライターを紹介してほしい」と言われ、リクルートでも歴代3本か5本の指に入るコピーライターを紹介したら、その誰もが知ってる日本を代表するメーカーが新しく作ったIT部門の社長から「お礼がしたい」と赤坂プリンスでランチすることになりまして。

で、また意外な展開になるんですね。当時は池袋の西口で本当に路上の占い修行を始めていたんですが、この件が忙しくなって出来なくなり。※裏池袋ストーリー)

こんな感じで本当にカレー屋を目指していたことがあるんです!

家でいろんなカレーを食べていた時に衝撃を受けたのが、「小野員裕の鳥肌の立つカレー 」(MCC食品)

「これはもうレトルトカレーの次元を超えてるぞ!レトルト特有の臭いもないしレトルトなのに何このスパイシーさ!(単に辛いだけではない)」

この小野員裕という人は、横濱カレーミュージアム初代名誉館長なんですが、「本物中の本物だ!次元が違う!」

と、朝岡久美子の弟子である私が唸るほどだったんです。

2005年9月、田中ひろみさんの『夢をかなえる日々のコツ』(WAVE出版)の出版記念パーティーが渋谷で開催され、私もその前月に初めての著者『顔面仕事術』(ソフトバンクパブリッシング)を出したばかりということで、初めて池袋絵意知としてこういう場に参加。

そこでWAVE出版の小田明美さんとお会いして、のちに私の2冊目の著書『あなたは何顔美人?』が誕生するんですね。

このパーティーはえらく飲んで盛り上がってその場で意気投合した佐藤豊彦さん(イラストレーター・アートディレクター)、校條真さん(編集者)とBARへ。

そこでどういう流れかカレーの話になり、私が「小野員裕の鳥肌の立つカレー っていうのがメチャメチャ美味いんですよ!」と熱弁すると、編集ブロダクションの編集者の校條さんが、前職の出版社にいた時の同僚が小野員裕さんで親友だと!

驚くべき展開!

ということで校條さんから小野さんを紹介してもらい、以降、親しくさせていただいています。

ちなみに【池袋の本とカレーの会@学芸大学(仮)】

を開催した時に皆様に提供したカレーは、たくさんの「小野員裕の鳥肌の立つカレー」を大鍋に移して温め直したものだったのです!実は!

ということで、次のバトンは小野員裕さんにお渡しします。
小野さん、よろしくお願いいたします!

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