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2019-08-30

大阪から池袋絵意知です!「蕎麦は東京がうまい、うどんは大阪がうまい」(リクルート書店営業時代のお話)

WEB版の『週刊てりとりぃ』で連載中の「大阪から池袋絵意知です!」

今回は、「蕎麦は東京がうまい、うどんは大阪がうまい」

本来、堺にある「創業元禄8年の老舗の中の老舗の蕎麦屋 ちく満(ちくま)」で書く予定で、「蕎麦は東京がうまい、うどんは大阪がうまい」というのはこのプロローグの予定だったのですが、「蕎麦は東京がうまい、うどんは大阪がうまい」を書くまでのプロローグで大幅に文字数を食ってしまったので、削るのではなくこれで1本として、次に「堺の老舗そば」を書くことにしました。

リクルート書店営業時代は上野・浅草の台東区を担当。

といっても、蕎麦とうどんの話はほんの少しで、リクルートで書店営業をやっていた時の上野営業所時代(1990年代前半)の話がほとんどです。

店名で出てくるのも、蕎麦屋の「大井 布恒更科」と立ち食いそばチェーンの「小諸そば」のみ。うどん屋は出てきません。

時代を感じさせるエピソードをと思っていたらそれだけでたくさんあって、これで1本でいけるなとありました。

日本書店商業組合連合会(日書連)の話やカラオケの話から始まって最後に蕎麦とうどんの話。

私が毎年、「書店くじ」を中心としたサン・ジョルディの日についてPRしている理由も書いています。

サン・ジョルディの日

サン・ジョルディの日

今回、約30年も前のリクルート時代のことを書いたのは、こないだブログでリクルート東京営業所時代の思い出を書いたのと、作詞家の伊藤アキラさんが『週刊てりとりぃ』で連載中の「自伝準備稿」の影響もあったかもしれません。

リクルート時代の新槇町ビル(東京駅八重洲口)の思い出

リクルートは変わってしまった?

リクルートと言えば、就活情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが、就活生の内定辞退率を企業に販売していたことが問題になっています。

まあ、リクルートも社風が大きく変わってしまいましたからね。

私も退職、独立後、何度かリクルートさんと仕事させてもらいましたが、00年代前半、00年代後半、2010年代とあまりいい印象が残っていません。

むしろ年々印象が悪くなっています(具体的には書くのを控えます)。

自分が売っていた(雑誌も広告も)『週刊B-ing(ビーイング)関東版』(2002年12月25日号)の編集記事(各分野の先生が『転職運』伝授!)にカラー1ページで掲載された時は取材も撮影も掲載された記事の内容や写真も良くて本当に嬉しかったですが(私が現役時代も当時も『B-ing』にカラー1Pで広告を出そうと思ったら100万円くらいしました)。

※発売日の違う関西版、東海版、九州版も掲載。

人ではなくお金に目が向いているリクルート

今回の問題。

リクナビに登録する約80万人の学生の「内定辞退率」を個人情報なども含めて企業に販売していたというのですから…。

学生のほうを向いているのではなく、企業のほうのみ向いている。

お金がもらえるのは企業(クライアント)側からとはいえ、人間として企業して大事なことがなおざりになっているのでは?ビジネス脳になりすぎて。

近代を支配してきた神=経済(お金)、経済を中心とした現代社会の弊害ですね。

近代を支配してきた神は1.経済(お金)、2.科学。もう1つは何?●改めて【HC塾 第5回「情報文明を人類史の枠組みのもとで1000年単位で俯瞰する」】を振り返る。

ここでテレビのことも書いていますが、政治もYouTube( ユーチューブ )もTwitter(ツイッター)もFacebook(フェイスブック)も利己ばかりに向いている。経済=お金が最大の価値である社会なので当たり前ですが…。

 

リクルートの選民意識

私が新卒関係の仕事をしたのは在籍時の最後の2〜3年ですが(後半はアルバイトから新卒から研修やパンフレットまで何でも売っていて、新卒媒体では「リク速+合同セミナー」と、「リクルートブック」「リクルート会社年鑑」の紙媒体からWEBに移行する「リクナビ」のスタート時)、90年代から新卒専門の部門は、ある種選民意識みたいなのがありました(リクルートでも花形でしたし)。

企業の人事と一緒になってというか(採用の専門家として)上から選別させる側というか。

なので、今回の件は昔からあるにはあった「リクルートの選民意識」が顕在化した結果だと思っています。

ビジネスビジネスお金お金となるとそっちにばかり目がいきますが、リクルートは人に寄り添う企業じゃないといけないと思いますよ。

まず、人間を大切にすることを第一に。

にしても、これだけ働き方が多様化した現在でも、新卒にこだわる企業が多いとは…。

日本の経済が停滞どころか衰退しているのは、いつまでも古い慣習から抜け出せないのが最大の原因かもしれません。

 

大阪のうどん

さて、気をとりなおして、大阪のうどんについては、『月刊てりとりぃ』時代に「かすうどん」と「道頓堀今井本店」について書いているので、これもどこかでまた表に出したいですね。

3月26日の長い一日。ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」収録@朝日放送→小芝風花→聖天さん→クラシック・バンク・スペシャル→かすうどん

そばやうどんの写真はiPhoneで撮ったのは残ってないので、昔ガラケーで撮ったサイズが小さい(320×240pix)ものしか残ってなかったのでのを3つ合わせて1つの画像にしたのですが(上にある画像がそうです)、デザイナーさんがこれを分解して2つの画像にしてうまくレイアウトしてくれていました。

ちなみにそれぞれこちらのお店です。

大阪の「さぬきや」のうどん

 

東京のどこかの「小諸そば」
※私がもっとも食べる「いかせいろ(いか天せいろそば)」です。

 

早稲田の蕎麦屋「八幡そば 五郎八(いろは)」
※昨年閉店したそうです。

 

週刊てりとりぃ

週刊てりとりぃ: 2019年8月30日(金)

今週は以下の3本です。

◉『ボンバ! 手塚治虫ダーク・アンソロジー』黒手塚に染まった手を見る。(安田謙一=ロック漫筆)

◉お色直し歌謡曲[1] 「燃える渚」の巻(馬飼野元宏=編集者)

◉大阪から池袋絵意知です!蕎麦は東京がうまい、うどんは大阪がうまい(池袋絵意知=観相家・顔研究家・顔面評論家)

ぜひ、ご覧ください!

 

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