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2020-05-13

『無 ほんとうの強さ』 本荘可宗

【7日間ブックカバーチャレンジ】7日目

『無 ほんとうの強さ』本荘可宗(KKベストセラーズ ワニの本)

昭和50年4月5日

この本については、原島先生に京都HC塾のテーマとしてリクエストさせていただいた時のメールがあるのでそれを元に。

昨年、9月28日、原島博先生の【HC塾第100回記念講演会】「彷徨する知」が開催され、

この時、「無の思想」についてもお話がありました。

「有」を追求するのが西洋哲学

「無」に戻るのがインド哲学

第100回記念講演会が大きな大会だったので、2019年10月のHC塾はアンコール回で、【2019年2月テーマ】「空の思想、無の思想-なぜ空なのか?無なのか?-」についてもう一度お話されることになりました。

ぜひとも参加したかったのですが、2ヶ月連続で東京出張は諸々難しい…。

そこで、私からもリクエストで2019年11月の京都HC塾で「無の思想、空の思想ーそれは東洋思想においてどう展開されてきたのかー」をお願いさせていただきました。

過去の京都HC塾でも「宇宙はどうなっているのか?」「東洋思想を垣間見る-諸子百家を中心に-」「無」「無の思想」について軽く触れられていましたが。

 


 

私、中学生の時にたまたま書店で見つけた『無 ほんとうの強さ』本荘可宗(著)という本を読んで「無」について考えるようになり、
高校生の時に般若心経の本を読んで「空」とは何か?「色即是空」はいろんな解釈ができるけど、どういうことなのか?など考えていました。

※先生が「宇宙」の時にお話をされた素粒子にヒントがあるのでは?と思っています。

また、昨年1年間を通して『釈迦一日一言』を読んで「無欲」を意識したのと、

同時に昨年くらいから、「意識・潜在意識・無意識」特に「無意識下の動き(広い意味での宇宙での)」について考えるようになり、考えるのも大事だけど、考えないのも大事だということで、今年に入り「無」になる実践=瞑想を1日15分間するようにしています。

先生の「無の思想、空の思想ーそれは東洋思想においてどう展開されてきたのかー」を聴くことができれば、何かまた生きるためのヒントというかインスピレーションが得られると思っています。


そして、2019年11月の京都HC塾は私リクエストした「無の思想、空の思想ーそれは東洋思想においてどう展開されてきたのかー」になりました。

この時の京都HC塾でお話されたのが、東洋思想は「ひたすら無」を徹底している。

般若心経も「ひたすら空」、「空」の文字ばかり出てくる。

すべてを「無」とすれば「空」を悟れる。
「空」を悟れば「有」がよみがえる。

※般若の論理
「AはAでない、ゆえにAである」
AがAであるとすると、Aに執着する。
⇨Aでないことを悟ると、本当にAが見えてくる」(原島先生の勝手な解釈)

というお話でした。
(詳しくまたまとめます)。

『無 ほんとうの強さ』
本荘可宗(著)

に戻ります。

初版が昭和50年4月5日。
私は昭和57年8月1日の44版を買っています。

私が16歳の時です。

原島先生には「中学生の時にたまたま書店で」とメールしてましたが正しくは、高校生の時でした。

ちなみにこの本も製本所は、リクルート時代に『ガテン』で担当していたナショナル製本さんでした。

この本を読み返して見ると、原島先生が過去にお話された「資本主義社会の行き詰まり」や、西洋の「有」=「頼る」が「苦」になると書かれていて、原島先生のお話と近かったです。


 

京都HC塾で、原島先生は最後、「知即是空、空即是知」で締められました。

 


 

【7日間ブックカバーチャレンジ】は「読書文化の普及に貢献するため」7日間毎日一冊の本を紹介し、その都度Facebookの友人を指名するというもので、私は化粧文化研究者ネットワークでお世話になっている甲南女子大学の米澤泉先生(女子の社会学の第一人者)から招待されました。

・好きな本を1日1冊、7日間投稿。

・アップするのは表紙画像だけでいい。

・毎回、投稿するごとに、1人のFB友達を招待して、このチャレンジへの参加をお願いする。

・参加を依頼された人は、気分次第で、スルーするのも次の人を招待しないのもOK(追加されたルール)。

ですが、

最後は「無」ということで、本日招待する人は「無」です。

この「無」から「有」が生まれるかもしれません。

協力してくれた方々、読んでくれた方々、本当にありがとうございました❣️

最後に私からメッセージです。

無念無想、悔いなく生きよ!

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