「顔」に執着すると「顔」がわからなくなる。
遠山の目付
日本顔学会の新しいニューズレター67号が届きました(8月後半に)。
第50回“ 今、を感じさせるKAOの人物を紹介する”「now the face」は、9月1日(土)〜2日(日)に明治大学 中野キャンパスで開催された「第23回 日本顔学会大会(フォーラム顔学2018)」で特別講演をされたお2人。
ここ最近は2014〜2017年まで4年連続で「フォーラム顔学」に参加していたのですが(連続参加4年は自分史上過去最高)、今年は参加しませんでした。
理由としては、ここで書いているように執着をやめようというのも1つの理由です。
思えば私は「顔学会」「顔」に執着してきたのではないだろうか?
「顔」に執着しすぎると逆に「顔」がわからなくなります。
顔学会についても、ぼんやり眺めるくらいのスタンスでいこうと思っています。
剣道の「遠山の目付」ですね。
今はそういうターンです。
特別講演1:『本当のことを知っても修正できない立体錯視の不条理』
杉原厚吉 氏(明治大学特任教授)
特別講演2:『おたく文化における美少女の様式について』
森川嘉一郎 氏(明治大学 国際日本学部 准教授)
森川先生の「秋葉原のアニメ調の美少女をあしらった広告物が、日本のマンガ・アニメ・ゲームの国際的浸透にともない、フジヤマ・ゲイシャ・ウォークマンなどと並ぶ日本の貌の一つになった」というお話。聴いてみたかったなぁ。
秋葉原の思い出
秋葉原といえば、1990年代前半は完全な電気街。
だけど明るくなくて、なんか暗い闇市っぽい雰囲気を漂わせていました。
1999年3月に会社員を辞めて、その年の6月だったか秋葉原にパソコン周辺機器を探しに行った時に(普段はほとんど池袋のビッグパソコン館で買ってました。 ※まだパソコン関連商品でさえネット通販がほとんどない時代)、偶然会社員時代の先輩に遭遇した思い出があります。
その先輩は当時パソコン音痴だった私がいろいろ相談していたパソコンの師匠にあたる人で、当時は互換性がなかったMacとWindowsのファイルをなんとか変換してもらったりもしていました。
2000年前後に電気街からパソコン街になった秋葉原。
秋葉原がアニメの街、オタクの街になったのは、2005年くらいからなのかな?
「now the face(ナウ・ザ・フェイス)」に関しては近々お楽しみに!
第46回&第47回 化粧文化研究者ネットワーク研究会報告
第46回研究会「美容整形への抵抗感はどこから来るか?」
講師:松下戦具先生(大阪樟蔭女子大学 准教授)
第47回研究会「人を輝かせるメイクの力」
講師:岡元美也子先生(株式会社資生堂 トップヘアメイクアップアーティスト)
こちらは両方とも参加しました。
詳しくは「化粧文化研究者ネットワーク」ホームページのリンク先を。
「化粧文化研究者ネットワーク」研究会のブログだけでも4〜5本溜まっていると思うのですが、がんばって書きます!
美人画研究会の最近の活動報告
第13回研究会(アカデミック)
○第1部 研究発表
斎藤忍氏「オリジナリティを優先した似顔絵の描き方」
田中晃氏「田中針水―美人画家から家族画家への変容」
○第2部 美人画紹介
稲垣進一氏「月岡芳年と明治の美人画」
畑江麻里氏「美人画展で人気の作品紹介」
第14回研究会(クリエイティブ)
○第1部「美人画と似顔絵を描き比べてみよう!」
○第2部「智恵子抄の智恵子を描いて来よう!」
美人画研究会は最近ご無沙汰していますが、さらに広がった活動をされているようです。
詳しくは「美人画研究会」ホームページのリンク先を。
日本顔学会/HC塾共催「顔学連続講座」報告
講師:原島博先生
◎第1回 顔とは何か?
◎第2回 人は顔でどうコミュニケーションしているのか?-笑顔を中心に考える-
◎第3回 顔学、そして顔学会-何を目指すのか?-
「顔学」の基本をお話いただいたようです。
最近の私は原島先生の顔以外のお話を聴くことで「顔」「人間」「自然」「宇宙」について考えています。
7月21日(土)の【第4回京都HC塾】「宇宙はどうなっているのか?それはどのようにして誕生したのか?」でお話いただいた原島先生の「宇宙論」「素粒子論」は私にとてもいい影響を与えてくれました。
「HC塾」のブログもかなり溜まっていますが、こちらも頑張って書いていきます!
HC塾について詳しくは「原島 博 ホームページ」をご覧ください。
顔学会のウラの顔
〜学会運営に携わる委員会のご紹介〜
電子広報チーム
なんと顔学会のモナリザをモチーフとしたホームページ。
デザイン業者には依頼せず、全て電子広報チームの手作りだそうです。
本当にありがたいことです。