2025-04-07

顔相学の起源を調べてみたら俺だった! 観相学や人相学って言葉は昔からあるけれど

最近、「顔相学」という言葉をよく聞きます。

歯科医師のユーチューバーとかオーガニックのTikTokrとか専門じゃない人が、政治家等をディスるのにこの「顔相学」というワードを使っています。

まあ、政治家とか犯罪者の顔をディスるためには何をやってもいい、バズるためには何をやってもいいみたいな風潮。

バズり狙い、バズることを最優先で。

「顔」を専門でやってない人が「顔」についてあれこれ言うのはやっぱり問題だなぁと。

後付けでいくらでも言えるし、やっぱり人間性っていうのは顔に出るから彼らが言ってることはあながち間違ってはいないけど。

これも今の世の中が有史(現史)以来最悪に無茶苦茶な状態の世紀末現象の1つ。

欧米を中心としたどん詰まりの資本主義社会

顔相鑑定士」となると藤木相元先生の肩書きではたぶん使われておらず、テレビか雑誌に作られた私の肩書き。

顔相学という言葉を広めたのは?

そこで、

「誰だよ?顔相学なんて言葉を広めたのは?」と。

そもそも「顔相学」なんて言葉はもともとなくて、メディアによって作られた言葉。

私自身は自分の言葉では使わないけど、テレビや雑誌などメディアでは「顔相学」と使われることはよくある。

※雑誌の原稿では他に直すべきところがたくさんありすぎて「顔相学」となっていたところを「観相学」に変えずそのまま記事になっている可能性もありますが。

いつ頃からある言葉だろう?

と、自分のホームページのブログを検索してみようと、トップページにアクセスしたら、

顔相学
池袋絵意知(えいち)

あっ!

これは、
2015年5月11日(月)25時39分~(5月12日1時39分~)放送の
『NOGIBINGO!4』(日本テレビ)の「愛され女王西野七瀬徹底検証スペシャル」の時。

まあ、この前から雑誌やテレビに出る時には何度か「顔相学」って使われたけど、

と思ったら、

2011年7月
サイゾーウーマンにて新連載『顔相学で見る、あの人のホントノトコロ』がスタート。

ちゃっかりタイトルに「顔相学」が入っている!

この連載、サイゾーというメディアに合わせてちょっと芸能評論家的に上から目線っぽい内容でいこうと、この連載では私の肩書きを「顔面評論家」にしたのは覚えてたんですが(その前から顔面評論家を使ったことがあると思うし、この頃から「観相家・顔研究家・顔面評論家」の3つを併記に)、

連載名は『顔相学で見る、あの人のホントノトコロ』だけど、私の原稿の前にこのリードが入る様式。

――顔はその人の本質を表し、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の”顔”から、テレビだけでは分からないホントの姿を検証してもらいます。

『顔相学で見る、あの人のホントノトコロ』は2回目以降、サイゾーウーマンの姉妹サイト「ハピズム by サイゾーウーマン」のコンテンツになり、月に2回の連載で2013年の9月まで2年超の期間、61回やりました。

俺か!?

顔相学って言葉を広めたのは!となりました。

私自身は言ってないけど、私の連載のタイトルでこれだけ続けていれば。

この連載『顔相学で見る、あの人のホントノトコロ』は他のニュースサイトでも配信されることがあり、「顔相学」「顔面評論家」の言葉が広がったと思います。

ちなみに現在連載中の『池袋絵意知の人気のあの人どんな顔』(『fumumu/フムム)から『Sirabee/しらべぇ』)では、サブタイトルが「顔相鑑定士の池袋絵意知が、今話題のあの人やこの人の顔相を解説します。」で、私の書き出しは「顔相鑑定士の池袋絵意知です。」と決まっています。

また、fumumu時代は「顔相鑑定(85):香取慎吾の顔の変化 末っ子キャラだった頃から眉毛と口に大きな変化?」「趣里、ファニーで明るい笑顔が日本の朝を『ブギウギ』させる:顔相鑑定(223)」のように、最初の頃はタイトルの前に後からタイトルの後ろに「顔相鑑定」と数字が入っていて、Sirabeeになってからは「北川景子がどんな髪型でも似合う理由とは? 新ドラマでのメイクと表情に注目:顔相鑑定」のように数字がなくなりました。

『池袋絵意知の人気のあの人どんな顔』は毎週火曜日の週1回連載で、なんと第1回の2019年6月4日の指原莉乃さんから、最新の2025年4月1日の北川景子さんまで通算305回!

「顔相学」という言葉はいつからあるのか?

昭和の時代より前は、人相学、観相学。

昭和の観相学の第一人者、嘉祥流観相学会導主の藤木相元先生の時代には「顔相学」という言葉はあったのか?

「顔相」という言葉は、たぶん藤木先生がテレビや雑誌に登場することによって生まれた言葉だと思います。

『顔相運 脳が顔をつくり、顔が運を呼ぶ』( プロスパー企画)藤木相元著 ※1999年9月14日初版

『顔相運』顔と観相学の相(藤木相元の相でもある)と運をつなげたタイトルの書籍。

おそらくこのあたりから、「顔相」という言葉はあったはず。

そして、「顔相学」というワード自体は、1999年にはあったのでしょう。

私が1999年12月にホームページを開設した時の「顔とは何か?」のページにもこのように書いていて、「顔相学」というワードが入っています。※キーワード対策ですね。

しかし、これまでの観相学は統計学からくる先人の言い伝えによるもの、つまりステレオタイプなのではないかと思われています。そしてそれが、人相学、顔相学、人相占い、顔相占い、顔占いといったものに変化してきました。

そしてこれをFace Readingと名付けました。

からの、

※2002年3月15日、嘉祥流観相学会導主の藤木相元先生とお会いしたのをきっかけに、私なりの観相学に新たに「ふくろう流観相学」という名称をつけました。

という流れです。

※このブログのカテゴリもキーワード対策で「観相学・顔相学・人相学」としていました。

観相学(観相)は、主に顔の相を観るものだけど、人間全体の相、体相、声相、手相に対しても使われる言葉。

人相学(人相)も同様で人の相(主に人の顔の相)を読むもの。

手相占いがあるように顔相占いもあって、「顔相占い」+「観相学」=「顔相学」なんて感じで誕生した言葉でしょう。どこかの雑誌が作って。

「顔」という漢字、音読みでは「ガン」、 訓読みでは「かお」

「相」という漢字、音読みでは「ソウ」、 訓読みでは「あい」

「手」という漢字、音読みでは「シュ」、 訓読みでは「手」

手相は「てそう(tesou)」と呼んで「しゅそう(syusou)とは言わない。訓読み+音読み

「顔相」は「がんそう(gansou)」と呼んで「かおそう(kaosou)」とは言わない。音読み+音読み

※私がまだ東京にいた頃、関西のテレビ局の人が打ち合わせに来た際、私のHPの「顔相」の文字を「かおそう」と読んでいたことがありました。

※ちなみに「顔」という漢字は「神に祈りを捧げる様子」を表しています。

池袋絵意知がメディアで「顔相学」と紹介されたのはいつ?

と私のホームページの旧サイト「メディア情報」から拾ってくると、

2015年5月12日
『NOGIBINGO!4』(日本テレビ)
「愛され女王西野七瀬徹底検証スペシャル」で乃木坂46メンバー(秋元真夏、桜井玲香、能條愛未、橋本奈々未、松村沙友理)の顔相鑑定(「愛され顔相学」「素の表情で顔相学」)。

2013年9月
『月刊宝島』11月1日号(宝島社)
顔相学の権威・池袋絵意知氏が語る巨乳顔の三法則はコレだ!

2010年6月
週刊『SPA!』2010年6月8日号(扶桑社)
【劇的に男度を上げる髪型研究】で「顔相学者に聞く 髪型が人間の心理に及ぼすものとは」について。

2010年3月
『ar(アール)』4月号(主婦と生活社)
ビジンの共通点はココだった!強運! おでこBeauty」で【教えて“運とおでこの関係”】についてコメント(顔相学の観点から、おでこの分析)

2008年4月
Yahoo! ビューティーウェブマガジン「ルアウLUAU 4月1日発行号 Vol.4」(Yahoo Japan)
顔相学のスペシャリスト池袋絵意知先生に聞く【これが理想の顔立ち】「理想の顔立ち」を目的別に紹介。「恋愛を成就させる!」「仕事をうまく運ぶ!」「運気を呼び込む!」

2002年12月
『週刊B-ing(ビーイング)』関東版2002年12月25日号(リクルート)
『2003年はもらった!転職「福招き」大情報』「各分野の先生が『転職運』伝授!」において、顔相学の立場から「仕事運のいい顔」について解説。

と、

なんと2002年12月、リクルートの『週刊B-ing(ビーイング)』が初でした!

※ビーイングはなんとなく「観相学」だった気がしていたのですが、人相学、観相学、顔相学、顔相占い、顔相診断といった各企画での表記は正しく記載しているはず。
これは雑誌の切り抜きが保管しているので、探してみるとありました!

懐かしい、私のサイトのver.2のデザイン載っていますあります!

【結論】

  • 顔相学という言葉は私がメディアに出る以前からたぶんある。
  • 私が取材された記事や出演したテレビで最初に「顔相学」という言葉を使ったのは『週刊B-ing(ビーイング)』(リクルート)
  • 「顔相学」という言葉が幅広く使用されるようになったのは2011年7月〜2013年の9月まで61回連載した『顔相学で見る、あの人のホントノトコロ』(サイゾー)

外在化しているというこう時便利です。

中華圏は「面相」で韓国は「観相」?

左は台湾で購入した本『面相看命運』(香港の出版社でした)

中華圏ではこの「面相(めんそう」という言葉をよく使います。

右は2013年公開の韓国映画『観相師 -かんそうし-』(原題:관상)

公開当時ゴールデン街のママに勧められて、2016年12月18日「日本顔学会 第12回 若手交流会」の第二懇親会で微表情の清水建二さん(株式会社空気を読むを科学する研究所)に勧められて、直後にDVDは購入したもののまだ見ていないという。

2005年2月に韓国KBSテレビで放送された『7 QUESTIONS ON THE FACE』に出演した際も、漢字で観相学という文字が使われていたような?

※日本、韓国、香港の観相学の第一人者に取材したドキュメンタリー番組で、前年の夏にわざわざ来日して収録してくれました(私はインターネットを使って発信しているのが当時としては新しかった)。

昔、ビジネス系の顔相本を書いた人の著書のタイトルに「顔相学」って使われてたかも?

と調べたら『顔相人間関係学』(講談社)坂元宇一郎著 でした。

藤木相元先生から嘉祥流観相学会を引き継がれた岡井浄幸さんの著書には『異常に! 当たる 顔相学』(ロングセラーズ 2014/11/28)がありました。

『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演して有名になられた方ですけど、番組でも「顔相学」と紹介された?

そういえば、嘉祥流観相学会から分かれて独立されたほうは「顔相学鑑定士」と言っていたかも?

言葉というものは時代とともに変わっていくものですが、私は「観相学」、「観相家」という言葉を使い続けていきます。※「顔相家」とは言わない。手相見の人は「手相家」って言ったりする?

自分の流派名「ふくろう流観相学」は最近あまり使わなくなりました。

観相学をやる顔相鑑定士・池袋絵意知として「顔創道」を確立していきたいと思っております。

 

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