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2021-02-06

令和三年元旦 コロナ禍における東大寺大仏殿

1月中に、または遅くとも立春までに元旦のブログを上げたかったのですが、いろいろ忙しくこのタイミングとなりました。

改めまして、

新年 明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

コロナの今年もいつものように東大寺の観相窓から大仏様のお顔を拝顔。

9年続いている私の新年のルーティン。

今年のテーマは「自」

世の中いろんな情報が入り乱れて錯乱していますが、自分をしっかり持って流されないよう自らの意思で行動していきます。

皆さまにとって幸多き1年になりますよう心からお祈り申し上げます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

令和三年 元旦

池袋絵意知

令和3年元旦の近鉄奈良駅から東大寺

コロナでも鹿は元気です。

鹿と共生、自然と共生している奈良は世界一理想的な都市なのかもしれません。

今年は例年と違い若者が騒がしい感じがしました。

例年だと午前4時過ぎの参拝ですが、今年は1時過ぎに。

その違いでしょうか?

幻想的に青く輝く東大寺大仏殿

若者たちが暖をとっていました。

こんなところにすでに「最後尾」の札が用意されていました。

「正月 初詣」のいつもの風景ですが、今年は正面が閉じられていてここからは入れません。

左に曲がります。

今年はあそこから入るようです。

いつもと違う入口。

入堂口

大仏殿参拝における注意書き(コロナ対策)

入口では手指のアルコール消毒もしていました。

夏のお盆に参拝した時はここから入った記憶が甦りました。

ソーシャルディスタンスのお願い。

中に入ると横10人で70メールほどの行列。

聞くと「人数制限している」とのことだった。

だけど逆に密になっているのでは?

いつもは4時過ぎだから空いていたけど、
例年でも年が明けてすぐの1時だとこんな感じで混んでいる?

密を避けるために今年は早く来たのだが…

まあ、時間はあるのでのんびり待ちます。

この構図で初めて写真を撮ったと思うけど美しい。

前はこんなに人だかりの行列。ここからは観相窓からの大仏様のお顔が見えません。

先頭が階段前で待機して、係員の合図で中に入るようになっていました。

月がきれいでした。

いよいよ私の入場の番に。少しだけ大仏様が。

大仏殿に入って祈り。

おそらくコロナ対策で献灯ができなくなっていてロウソクが立っていない。

そういえば大仏殿前の線香を立てる香炉もありませんでした。

今年は階段下で並んで順番に入るようになっていたため、そもそも大仏殿前で立ち止まることができません。

新しい展示物が。大仏殿の鴟尾(しび)でした。

高さ3.33m、幅2.4m、厚さ1.33m、重量約1.7t

こんなに巨大な装飾瓦が大仏殿の屋根の両脇に載っているんですね(これは明治時代のもので、明治から昭和にかけて60年以上載っていて、現在は慎重された鴟尾が載っています)

東南アジアの人が記念撮影(おそらく日本在住なのでしょう)

虚空蔵菩薩坐像(こくうぞうぼさつ)

広目天立像(こうもくてん)

GOTOトラベルクーポン取り扱い店舗(ここはまだ閉まってましたが、お守りなどを扱っているのでしょう)

日本小売業協会 一般社団法人 大仏奉賛会 とあります。

至るところにソーシャルディスタンスのお願いが。

コロナのため「柱の穴くぐり」もできないように。

多聞天立像(たもんてん)

如意輪観音菩薩坐像(にょいりんかんのん)

左からぐるっと回ってきて、逆側もやはり献灯はなし。

大仏殿の入口の右側にある賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃ)

立入禁止に。

ズームで撮影するとコロナのため触れることができませんとありました。

賓頭盧尊者像の横の階段からの風景。入場の行列がすごく長いのがわかります。

ソーシャルディスタンスを意識してちょっと距離を置いて並んでますね。

でもちょっといくと密でした。

左右で人の多さが違う。

たぶん来年はこの風景を見なくて済むのかな?

帰りは観相窓からの大仏様のお顔がよく見えました。

例年より大回りして帰ります。水面反射が美しい。

帰路→ という看板も。

鹿越しの大仏殿。青く輝く大仏殿。その屋根の左右には黄金に光る鴟尾も見えます。

帰りも鹿さんがお見送り。

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