通天閣のネオンサイン(HITACHI)の歴史と謎に迫る!
で書いた「通天閣もと暗し(新世界をぶらぶら)」
大阪から池袋絵意知です!「通天閣もと暗し(新世界をぶらぶら)」
このコラムで書いている
つまり、づぼらや側の「HITATCH」が見えるほうは裏でこっちが表だった!
が、事実誤認だったのです!
※づぼらや側が裏で「通天閣本通」が表なのは正しい。
づぼらや側の「HITATCH」が見えるほうは裏でこっちが表だった!
7月2日に新世界の通天閣へ、
8月10日に新世界の通天閣へ、
そして、
8月23日に、また新世界で通天閣を見て発覚!
づぼらや側から見える、ネオンサインは「HITATCH」ではなく「社会イノベーションの日立」でした。
「HITATCH」のイメージが強すぎて、づぼらや側からは「HITATCH」だと思い込んでいました。
『通天閣観光(株)の公式ガイドブック ~通天閣ミシランガイド~』でもこのように「HITATCH」をメインにしています。
このような記憶の刷り込み、重ね焼きで、づぼらや側からのネオンが「HITATCH」だと思い込んでしまったようです。
通天閣もと暗しさらに暗し?
「通天閣もと暗し」を書いていたらさらに「通天閣もと暗し?」
結果、現在はこのようになっているのがわかってきました。
東が「HITATCH」(エレベーター棟、タワースライダー、三吉うどん、新世界国際会館側)
南が「社会イノベーションの日立」(づぼら屋側)
西が「通天閣」
この間が「通天閣本通商店街」
北が「社会に貢献する日立」(春日通側)
でも、上の「づぼらや側からの写真」を拡大すると!
づぼら屋側のネオンサイン「社会イノベーションの日立」の裏に「HITATCHの文字を線で囲んだもの」が!!!
探すと、ありました!
づぼら屋側のネオンサインが「囲み文字のHITATCH」になっている写真も!
南(づぼら屋側)からのネオンサインが「囲み文字のHITACHI」
だったり
南(づぼら屋側)からのネオンサインが「社会イノベーションの日立」
だったり!
画像はネットから。
やっぱり、この「づぼらや側」の方向からも「HITATCH」の文字を見ていたのです!
つまり、づぼら屋側のネオンサインは「社会イノベーションの日立」と「囲み文字のHITATCH」の2種類が表示されていた!
これまた、通天閣もと暗しさらに暗しさらに暗しです!
によると、
日立は、通天閣が開業した翌年の1957年7月22日より、ネオン広告を掲出
現在の広告は、2017年2月10日にリニューアルしたものであり、日立が通天閣に掲出する14代目の広告になります。
とのことでした。
そして、
ネオンサインの改修内容:通天閣60周年記念(通天閣LED・ネオン広告点灯式典):日立
のページによると、
改修後の広告(2017年2月~)
東面 HITACHI(昼・夜可視)Inspire the Next(夜のみ可視)
南面 社会イノベーションの日立(昼・夜可視) HITACHI(夜のみ可視)
西面 通天閣
北面 社会に貢献する日立(昼・夜可視) HITACHI(夜のみ可視)
というように、南面(づぼらや側)は夜のみHITACHI(囲み文字のHITATCH)があることも確実にわかりました!
私は間違えてなかった!
事実誤認してなかった!
そして、
東面(エレベーター棟、三吉うどん、新世界国際会館側)の「HITATCH」は、夜は「Inspire the Next」になることも、
北面(春日通側)の「社会に貢献する日立」は、夜は「HITACHI」になることもわかりました!
つまり、夜は、東面、南面、北面で「HITACHI」のネオンサインが照らされる可能性があり、4面中3面のどこから見ても「HITACHI」のネオンサインを見る可能性が高いため、展望台の4階から3階までのネオンサインの文字の代表は「HITATCHI」で私は間違えていなかった!
さらに、
によると、近年はこのようになっていることがわかりました。
2001年(日立ITソリューション)、2006年(安心と信頼の日立グループ)、2011年(安心と信頼の日立グループ)は南のづぼら屋側からの写真であることがわかりますが、
1996年(HITACHI)は、時計があるので東のエレベーター棟、三吉うどん、新世界国際会館側からの写真かもしれません。
そして、
2022年8月1日以降は、2025年開催の大阪・関西万博に向けたリニューアル工事に伴ってネオンの点灯を休止中。
だから、
2022年8月10日の夜はネオンが点灯していないのでした。
2025年開催の大阪・関西万博に向けたネオンサインのリニューアル工事は2023年9月まで。
とのことで、15代目のネオンサインがどんな風になるのか楽しみです!
通天閣写真集 いろんな角度からネオンサイン
以下は私が撮影したものではないですが。
東(エレベーター棟、タワースライダー、三吉うどん、新世界国際会館側)のネオンサインは「HITATCH」だとよくわかります。
南(づぼらや側)が「安心と信頼の日立グループ」なので、どちらも2006年〜2017年に撮影されたものでしょう。
通天閣が赤いので新型コロナウイルス問題の2020年以降に撮影されたものだと思われます。
「社会イノベーションの日立」が光っています。
まだ、づぼらやの巨大ふぐ提灯があった時代の写真です。
以下は私が撮影した通天閣
2015年9月に撮影
南(づぼら屋側)からのネオンサインが「社会イノベーションの日立」ではなく「安心と信頼の日立グループ」だった時代です!
づぼら屋の巨大ふぐ提灯がこの位置にあるということは、スパワールド世界の大温泉の手前あたりから撮影したようです。
ジャンジャン横丁『週刊てりとりぃ』で【大阪から池袋絵意知です!】継続!
2020年6月6日(通天閣がグリーンなので新型コロナウイルスの感染拡大状況が「警戒解除」だった時だとわかります)
恵美須町駅側の「アパホテル〈なんば南 恵美須町駅〉」手前から撮影
大阪から池袋絵意知です!「ヨドバシ梅田タワーと大起水産とアパホテル」
2020年7月1日18時43分(づぼらや側の南から撮影)まだ、巨大ふぐ提灯があります。
同じく2020年7月1日の19時11分に撮影。まだ完全に暗くないのでネオンサインが点灯していません。
大阪から池袋絵意知です!「大阪3大立体看板〜づぼらやのふぐ提灯を中心に〜」新世界のづぼらや本店
2021年8月5日(通天閣が赤いので新型コロナウイルスの感染拡大状況が「非常事態」だった時だとわかります)
2022年8月23日(天王寺駅と動物園前駅の間から撮影)
左が南の地下鉄動物園前駅側(ジャンジャン横丁、新世界のづぼらや側)で「社会イノベーションの日立」の「社会イ」までが写っていて、右側が東のタワー棟、三吉うどん、新世界国際会館側で「HITATCH」の「HI」が見えます。
2022年9月7日(天王寺動物園越しに撮影)
2022年8月23日撮影のものとほぼ同じ構図で、JRの線路を越えた道=天王寺動物園の真横から撮ったのの)
2022年9月7日(四天王寺南あたりから撮影)
東からで「HITATCH」がよく見えます。
天王寺駅側から谷町筋、国道25号と東からぐるっと回ってきて
以下すべて、2022年9月7日に撮影。
東側から「HITATCH」のネオンサインがよく見えます(点灯してませんが)
で、これを拡大してみると!
「HITACHI」の裏に「Inspire the Next」の囲み文字があるのがわかります!
国際劇場側です。
こんな映画が上映中でした。
まさに昭和にタイムスリップした感じ!
通天閣からここまで離れているとエレベーター棟にタワースライダーが巻きつく感じがよくわかります。
ズームで
しかし、すごい電線ですね。事故りそう。
大阪から池袋絵意知です!「通天閣もと暗し(新世界をぶらぶら)」で、
今更だけど、大阪なのに松下のナショナル(現パナソニック)じゃなくて、関東(茨城、東京)の日立が通天閣に広告を出しているのが面白いですよね。
と、書いていましたが、
Wikipediaにはこうありました。
再建翌年の1957年から、総合電機企業の日立製作所が、塔の側面に文字広告を掲出。当初は、松下電器産業(現:パナソニック)に広告の掲出を打診したが、当時社長だった松下幸之助の判断で掲出を見送った。幸之助は配線工として初代通天閣の工事に携わっていた(詳細後述)が、日立のネオンが「地元の名物」として広く認知された後年に、広告の掲出を見送ったことを悔いたという。
天下の松下幸之助翁でも判断を誤ることがあるんですな。
「通天閣本通」の先の恵美須町と日本橋の間、紀州街道との交差点から撮影
右に見えるのが、地下鉄恵美須町駅の3番出口
電車だと、通天閣へは、地下鉄御堂筋線動物園前駅やJRまたは南海の新今宮駅を利用する人が多いけど、大阪メトロ堺筋線恵美須町駅の3番出口からが最も近いのです!