編集・濱田髙志、装丁・祖父江慎、版元・吉田宏子の3人組のつくった手塚治虫本3部作(本作りの鬼3人の物語)
私が月1で「大阪から池袋絵意知です!」を連載している『週刊てりとりぃ』編集長の濱田さんから、「1年半前に受けた取材が「ほぼ日」に掲載されました。」と10月28日に連絡をもらいました。
カッコいい3人組のつくった手塚治虫本3部作があきれるほどすごい。 | ほぼ日刊イトイ新聞
『月刊てりとりぃ』1/150の読者が、私が長年お世話になっている編集者だった件!
この週は6日後のシャレコーベ・ミュージアムでの講演の準備や風邪で体調を崩していたので、シャレコーベのが落ち着いてから読もうとしてたのですが、先週も3ヶ月毎の定期検診などあり、昨日から読み始めたところこれがすごい!
第1回 コズフィッシュ、午後1時。 | カッコいい3人組のつくった手塚治虫本3部作があきれるほどすごい。 | ほぼ日刊イトイ新聞
タイトル画像の文字が「縦書き」で、古き良き紙文化をイメージして「縦組み」にこだわっている『週刊てりとりぃ』のように濱田さんから「ほぼ日」にリクエスト?
なんて思っていたらスマホで見るとそうだけど、PCで見ると横書きでした。
本の制作過程を、
5時間がかりで、うかがってきました。
諸事情あって取材は実に1年半以上前。
とのことだけど、勝手に第3回までかと思ったらこれが長い長い!
※「3人組のつくった手塚治虫本3部作」の数字から勝手に第3回までと思ってしまったようです。
本ができるまでの物語
人との出会い
「888ブックス」の名付け親は濱田髙志さんだった!
吉田宏子さんのことは『月刊てりとりぃ』に寄稿されていた時はこの人は何者なのだ?
と思っていたのですが、
出版社の「888ブックス」を作る前は、玄光社『illustration』の編集部にいらしたと。
私も別の仕事でとあるネガを借りに『illustration』の編集部に一度行ったことを思い出しました。
手塚先生のお母さんが、息子の漫画をスクラップしてたんですね。その雰囲気も込みで復刻できないか
ものづくりへのこだわりが皆さん半端ない!
特に祖父江慎さんは、狂人のような執念で、装丁の鬼!
救世主の出現と、その後の救世主のいい話
古文書を扱うような慎重さが
江戸時代の古文書なんかのほうが、まだましなくらい。
「古紙を扱う時は手袋じゃなくて素手」っていうのは何かで読んだ気がする…
と思ったら『月刊てりとりぃ』だったかも?
そして、濱田髙志さんの知られざる過去(私が知らなかっただけだけど)
第8回 いろいろすごい濱田さん。 | カッコいい3人組のつくった手塚治虫本3部作があきれるほどすごい。 | ほぼ日刊イトイ新聞
漫画家志望も
わたせせいぞう先生が、アシスタントを募集されていたんです。そこで3年間アシスタントをしました。
で、第5回でも終わらないし、第10回でも終わらないしと思って
今日になって続きを読み出したら、
第12回で
あまりに長時間トークに及んだため、吉田さんが帰ってしまいました。
企画編集、ブックデザイン、版元の三位一体が崩れてしまいましたが、今日の話、まだ、先は長いですよね。
で、本日、11月11日に「第15回」の記事がアップ。
どこまで続くのか?
この連載!?
(答えは、読み返してみた濱田さんのメールにも「ほぼ日」にもあったけど)
手塚治虫『ママー探偵物語』
手塚治虫コミックストリップス
手塚治虫アーリーワークス
888ブックスさんのサイトで購入すると、
それぞれに、素敵な特典がついてくるそうです!
17歳で新聞に漫画の連載をするなど、改めて手塚治虫さん(手塚治虫少年)のすごさもわかりました。
※最初は「19歳の手塚はるむしさんは」なんて書かれていたそうです。
まあ、手塚治虫さんの復刻本を50冊くらい出している濱田さんも恐ろしいですが!
本作りの鬼3人の物語
第1回 コズフィッシュ、午後1時。 | カッコいい3人組のつくった手塚治虫本3部作があきれるほどすごい。 | ほぼ日刊イトイ新聞
ぜひ、ご覧ください!