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2018-04-29

【大阪から池袋絵意知です!(36)】「梅田ダンジョン」

隔月で連載している『月刊てりとりぃ』の【大阪から池袋絵意知です!】

第36回は「梅田ダンジョン」

前回の「石切参道商店街」が終わった段階で書くのはあと2回。

ラストのテーマは前から決まってるんだけど、その前をどうするか?

天下茶屋のすき焼き店「なべや」、農業公園遊園地・緑の自然ミュージアム「ハーベストの丘」、馬場章夫さんお勧めの「大阪市立自然史博物館」の3つが候補でどれにするか悩んでいたけど「梅田ダンジョン」にしました!

3月14日にヌー茶屋町から梅田HEPに行き、その後、渡辺橋のフェスティバルホールに行こうと梅田地下街を北から南まで歩いてみて、さすがにこれは書かなきゃと。


写真は右側にギリギリ写っているのが朝日新聞大阪本社も入っているフェスティバルタワー。

ここは京阪電鉄の渡辺橋駅なんですが、梅田ダンジョンはほぼここまであるのです!

今も拡大を続ける新宿も地下街、地下通路とほとんど歩いていて新宿も凄いのを知ってるけど、梅田のこれは世界的に見ても面白いし新宿と比較して考察してみたいと思いました。
ゲームのステージが変わるようにいきなり周りの風景がガラリと変わったり。

スマホのGoogleマップで便利になった世の中だけど地下だから道が表示されないし。
あまりにも広く、あまりにも複雑な梅田ダンジョンを約1000文字のコラム(今回は1100文字)で書くのもチャレンジでした。

コラム内にある具体的な地名は、JR大阪駅、阪急梅田駅、阪神梅田駅、地下鉄御堂筋線梅田駅、地下鉄谷町線東梅田駅、地下鉄四つ橋線西梅田駅、JR北新地駅、ホワイティうめだ、ディアモール大阪、大阪駅前第1ビル〜第4ビル、阪急三番街、ドーチカ(ドージマ地下センター)で、ヨドバシ梅田やグランフロント大阪は入れることができませんでした。

そして、梅田ダンジョン名物「泉の広場」についても触れられなかったんですが、3日前にこんな記事が。

「泉の広場」噴水、3代目で幕…地下街改修で:読売新聞
こちらも皆さんいろんな思い出があると思うのですが(私は迷っているうちにたまたま着いただけですが)、諸行無常ですね。

この文字数(1100文字)で表現できる最大級の梅田ダンジョンコラムになっていると思います。

ぜひ、ご覧ください!!

「月刊てりとりぃ」第98号(2018年4月号)は4月28日より配布を開始しております。

「月刊てりとりぃ」の【配布場所】は週刊てりとりぃ右サイドの【「月刊てりとりぃ」配布場所】をご覧ください!

今月号の個人的な注目記事は、

古書とスイーツの日々[81]『男がひとりでいた理由の巻』(鈴木啓之=アーカイヴァー)

生涯独身を貫いた夏木陽介さんのお話。
生前は『男がひとりでいる理由』というご著書も書かれたいたそう。
いろんな生き方、いろんな人生があるものだと考えさせられました。

『春にしてあれこれ想う』(加藤紀子=タレント)

出だしは近所の騒音問題をちょっとおしゃれな表現で。
ちょうど騒音があったタイミングでこのコラムを読むことに。
工事のタイミングばかりはどうしようもありませんね。
山奥に住む以外は。
私は静かを最優先しますが、交通の便も重要です。

長崎学のススメ(三十七)『<11時02分>NAGASAKI』(高浪高彰=長崎雑貨たてまつる店主)

原爆をテーマにした写真集『<11時02分>NAGASAKI』(写真家・東松照明さん撮影)の話。
写真家・土門拳さんによる写真集『ヒロシマ』が「動的」なのに対し、『<11時02分>NAGASAKI』は「静的」だそうです。
日本人として両方を見て比べてみたいです。

追悼——大森昭男さん

今年3月に亡くなられたCM音楽プロデューサー大森昭男さんの追悼文を、編集長を入れて5人の方が。

主なプロデュースしたCM楽曲を見て

資生堂アクエア 1978年 矢沢永吉『時間よ止まれ』(作詞:山川啓介、作曲:矢沢永吉)
資生堂サイモンピュア 1978年 南こうせつ『夢一夜』(作詞:阿木燿子、作曲:南こうせつ)
資生堂ベネフィーク 1979年 堀内孝雄『君の瞳は10000ボルト』(作詞:谷村新司、作曲:堀内孝雄)

この今でも耳に残っている資生堂さんのCMが大森昭男さんプロデュースと知り驚きました。

また、そのあとには、ライバル化粧品会社のこちらのCMを。

カネボウ化粧品 1981年 矢野顕子『春咲小紅』(作詞:糸井重里、作曲:矢野顕子)

この曲もすっごく覚えています。

その次の

LAについて(86)ワシントンDCの桜(村井邦彦=作曲家)

ワシントンの桜祭りが今年で106回目というお話からスタート。
「音楽家は旅をする」という一文。
そこから「音楽は旅をする」「音楽も旅をする」と思いました。

大森昭男さんがプロデュースしたCM楽曲もそれを聴くたびに時空を超えて旅をするのでしょう。

 

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