小河原智子さんに著者似顔絵を描いてもらえる奇跡「書籍出版までの裏話」
先週発売になった私の5冊目の著書『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)
このブログでは、本の内容が固まるまでの裏話をしようと思います。
書籍出版の経緯
昨年末に政府が「2023年5月にノーマスク解禁」のような声明を出したタイミングで、
「やっと顔を出してコミュニケーションができるようになるのでそれに合わせて顔相を中心とした本を」という話を明日香出版社さんからいただきました。
3年以上も続いたコロナとマスクのせいで、NHK文化センターでの「観相学講座」が半年で中断せざるを得なくなったり、個人のお客様の対面での顔相鑑定も休止となったり、「顔」を仕事としている私にとっては、どうにもこうにもならない不遇の時代が続きました。
が、そのマスクのおかげで今度はジャンプするきっかけができたというわけです。
最初に私が出した出版企画書(章構成案)では「マスク問題」を最後の章で取り上げる予定で「社会学教授、政治家、有名人パパ、社会派漫画家」との対談インタビュー形式で、「なぜ、日本人はマスクを外せないのか?」や「マスク生活が続くことによる弊害(特に子供の健康や脳、コミュニケーション力への)」について問題提起する内容にしていました。
他にも「自己啓発」的な内容が多かったのですが、
「もっとコミュニケーションに絞った内容で」と提案をいただき、企画を再度練り直し。
最後の章は「おまけ」的な楽しい内容として、「第7章 似ている動物で見抜く」を入れました。
理由としては、以下の企画で「動物顔」をやったところ、とても大きな反響があったこと。
バレンタイン史上初!! 顔写真からピッタリなチョコを診断する『バレンタイン男子図鑑』@「Yahoo!ショッピング すごいバレンタイン2016」
“顔×性格”からオススメスイーツを紹介!『ホワイトデー女子図鑑』@「Yahoo!ショッピング すごいホワイトデー2016」
また、「顔が何かの動物に似ている感覚」はコニュニケーション上、比較的ありがちで、その「似ている」と感じることは「快」というか楽しい気持ちにさせてくれるのも理由。
※「性格診断サイト」でも、動物顔に喩える「動物人相診断」をやっていて、これも人気。
これで企画が通りました。
星の子プロダクションに似顔絵を
イラストをたくさん使った本にしよう。
数が多いのでイメージイラスト部分と似顔絵部分は別の人でとなり、
「どなたか、似顔絵お得意な方がおられたら」
というのを、
私が「『動物顔』の章用に芸能人の似顔絵を描く人」と勘違いしてしまったんですね。
せっかくなので日本顔学会のメンバーをと思ったものの、顔学会の仲間はデフォルメ強調系が多いので、私のHPで「今週の顔(有名人の顔相鑑定)」をやっていた時に似顔絵を提供してくれていた人と顔学会から何人かピップアップして編集者に連絡。
※直後に「動物顔」ではなく、私が文章で書いた特徴を元に絵にする似顔絵のことだったと理解(警察の似顔絵捜査官が、目撃者から顔の特徴を聞き出して似顔絵 にするのと同じ手法)。
その中に
大御所ですが小河原智子さん
https://www.hoshinoko.co.jp/artist/222-tomoko
と入れていたところ編集者が、星の子プロダクションのアーティスト紹介ページをご覧になり、
いろいろなアーティストさんを抱えておられるようなので、星の子さんにご紹介お願いするのもよいと思います。
となり、
なるほど!
星の子さんなら、若い女性作家もいて、メインターゲットである30代女性に合う作風(かわいい、今っぽい漫画風)の方もいらっしゃる!
これは最高のアイデアだ!
と、小河原智子さんに相談。
なんでも協力しますよ
と言っていただけて、
あとは、編集者と小河原さんにお任せ!
本の内容に合う作風の方を星の子プロダクション所属アーティストのから小河原智子さんに選んでもらったのが、
と
なのでした!
お2人には
第2章 ヘアメイク・顔の特徴で見抜く の「メガネで見抜く」以外を全部。
そして、
第3章 仕事力を見抜く
第4章 コミュニケーション力を見抜く
第5章 恋愛力・結婚力を見抜く
の「○○○○○○な人の顔」の似顔絵を全部描いてもらいました!
女性向けに「かわいく」、ジャンル的にビジネス書で「あまり漫画風にはしずらい」で、匙加減が難しいなか、とっても素敵な似顔絵を描いてくださり、おかげで読んでいて本当に楽しい本になりました!
改めてありがとうございました!
似顔絵アーティストは超能力者
やっぱり「顔」は「似顔絵」というイメージがあると文章で読むよりも直感的で伝わりやすい側面があります。
特に、「優秀だけど精神的にもろい人の顔」「将来、出世する人の顔」「ストーカーになりやすい顔」「意識高い系女子」あたりはほんと凄いです!
特徴として挙げた3〜5くらいの文章から、リクルートの社内にいた人など、実在の人物にそっくりで!
「将来、出世する人の顔」なんて、今リクルートで大出世している私の埼京リクルート時代の後輩に当時(20代前半)の髪型までドンピシャで驚きました!
この項は、髪型についての文章の記述がなくてですよ!
絵を見た瞬間、超能力者かよ!
と思いました!
で、いろいろ書き進めるうちに、「はじめに」や「序章 顔から人を見抜く、とは」は文字数を多めにとることでページ数が増え、「第7章 似ている動物で見抜く」はなしでいこうとなりました。
そして、さらに本の最後に入る「著者紹介」の似顔絵をなんと小河原智子さんに描いてもらえるサプライズ!
小河原智子さんといえば、
1996年
国際似顔絵大会 (National Caricature Network;現ISCA)優勝
※世界一の似顔絵アーティストに!
1997年
『TVチャンピオン 全国似顔絵選手権』(テレビ東京)優勝
現在は、読売新聞契約似顔絵イラストレーターとして、新内閣が発足する度に全員分の似顔絵を描かれていたり、似顔絵の描き方に関する多数のご著書があるだけでなく、『ビジネスマンの似顔絵活用超入門 』(経法ビジネス新書)という本も書かれていて。
こんなことがあっていいのでしょうか?
と思うほど、本当にありがたいご縁に感謝です!
星の子プロダクション(小河原智子さん)と私の歴史
まだ、小河原さんにお会いする前の2000年の12月6日、
上京した母を連れてサンシャイン60展望台に上った時に、
星の子プロダクションの似顔絵コーナーで宮口栄一さんに似顔絵を描いてもらう。
2006年7月10日(月)
第30回 日本顔学会イブニングセミナー『小河原智子の「ポジション式」似顔絵教室』で初めて小河原さんに会う。
2006年
「フォーラム顔学2006」第11回日本顔学会大会で似顔絵を描いてもらう。
2007年
「フォーラム顔学2007」第12回日本顔学会大会で似顔絵を描いてもらう。
2008年
「フォーラム顔学2008」第13回日本顔学会大会で似顔絵を描いてもらう。
「フォーラム顔学2007」第12回日本顔学会大会では、
左から
日本顔学会理事の輿水大和先生、私、理事の菅沼薫先生、理事の金子正秀先生
後半には更に顔学会大御所が揃って、右に3枚が追加されました。
向かって右側の左から
日本顔学会監事の大山紀美栄先生、顧問の奥田祥子先生、会長の原島博先生
顔学会の大先生の似顔絵ばかりの中、自称顔学会のバラエティ担当の私が1人。
この時の大仏にデフォルメして描いてもらった時の似顔絵が、なんと、台湾版『かんたん似顔絵教室』の『似顔絵怪可愛』(小河原智子著)表紙に!
2009年はなんと言っても当時の私の地元池袋
「東京芸術劇場5F展示ギャラリー」で開催の
星の子プロダクション主催「第二回 似顔絵博覧会“似るを知る”」
(私もコメンテーターとして「似る」についてコメント)
最終日には、私、ものまねタレントの斉藤ルミ子さん、針すなお先生、小河原智子さんの奇跡の4ショット!
※斉藤ルミ子さんも私からの紹介でコメンテーターとして「似る」についてコメント。
その後もこんな感じでいろいろとあって今回の奇跡が起きたのでした!
本日発売『SPA!』【今週の顔 PEOPLE THIS WEEK】File.02で花田勝氏の人生を占う。
※私の雑誌デビューとなった『週刊SPA! 2001年10月14日号』( 扶桑社)特集「[ザ・顔面学]知らないウチに陥る第一印象の罠」には「似顔絵画家は人の顔をどうとらえるか?」のコメントに小河原智子さん(『TVチャンピオン全国似顔絵選手権』第1回チャンピオン)もあって同じ企画でコメントをしていた。
「似顔絵だらけの展望台~みんなでつくる似顔絵アート~」@サンシャイン60展望台
小河原智子さんとLOVE LOVE写真!
台湾旅行記(2)誠品書店→故宮→生猛海鮮100專門店「馬林漁」
京都似顔絵幸房でアレックス・リーさん(オパちゃん)と再々会!!
「今年の顔 2016」はドナルド・トランプさん、松山英樹さん、平手友梨奈さんに決定!
第21回日本顔学会大会(フォーラム顔学2016)「表現する顔」2日目。
第22回日本顔学会大会(フォーラム顔学2017)「ブランドとしての顔 -魅せる感性・見る感性-」『東名阪似顔絵サミット』も開催!
いっぱいありすぎるので、10くらいの記事をピップアップ。
「顔」と「似顔絵」のおかげで奇跡が起きました!
ありがとうございました!
『1分で見抜け!顔やしぐさでわかる本当の性格』(明日香出版社)で小河原智子さんに描いてもらった私の「著者似顔絵」は
本をご購入いただくか、書店で手に取ってご確認ください!