| 顔とは何か?顔とは動物、昆虫をみても分かるように食べ物(エネルギー)と情報を収集する場所である。今、人類学の分野では人間は顔を情報収集だけではなく、顔を情報発信として使って進化してきたのではないか?という仮説をたてて研究がすすめられています。人間は感情を顔で現し他者に知らせて進化した。顔から情報を発していた、伝えていた。だから人間は口ではウソがつけても顔ではウソをつけないのではないか?
私達が人と接する時に一番最初に目が行くのが顔です。人間は顔から他者を識別し、相手がどんな人間なのか無意識のうちに顔から判断する。男か女か?年齢は?職業は?・・・。
皆さんも初対面の人の顔を見て、「この人は神経質っぽいな」「この人はきっと熱血漢だ!」「この人は自分と合わない」などと思ったことがあるでしょう。また、相手が友達の場合でもその顔を見て「今日は顔に覇気がないな。何かイヤなことがあったのかな?それとも具合が悪いのかな?」と思った経験があるはずです。
つまり顔に一番興味を持ち、顔から判断している訳です。
また顔という言葉は、人格や感情をあらわすために使われることが多い。リンカーンが言った「男は40歳になったら、自分の顔に責任を持て。」はまさにその人の人格が顔に出てくるということを表しています。顔が生きざまを反映するという事をさらに広い範囲でとらえると「自分は何をしてきたのか?」「自分は何を食べてきたのか?」「自分は何処(どういう気候の場所)に住んできて、どういう生活をしてきたのか?」あるいは「自分はどういう親から生まれてきたのか?」といった自分史(個人の歴史)だけでなく、時代やその時の社会といった環境全般の影響が顔にあらわれるのではないのか?顔は自然環境の影響を受けて進化するばかりでなく、文化の影響も強く受けて変化する。そう考えると今現在の顔がどうでその人がどういう人間か?というだけではなく、未来に向けてどう顔を変えていけばいいのか?ということも非常に重要になってくると思います。
顔に関する研究は昔からされてきました。西洋ではアリストテレスが顔と性格との関係について研究していたと言われています。東洋では古代中国で顔を運命などの判断目的にしました。嘉祥流観相学の元をつくった「面壁九年」の達磨大師は、「親から引き継いだ形態だけでなく人の育ちや学び方、考え方によって顔が画かれる。」と結論づけています。江戸時代の観相家、水野南北もこう言っています。「どんな悪相、凶相でも食を慎んでいけば相を変えるとこは可能であり、それによって運も変わる。」
※現在、日本顔学会を中心として顔についての研究がされていますが、そもそも観相学は医学と同レベルとして扱われていた歴史もあります。しかし、これまでの観相学は統計学からくる先人の言い伝えによるもの、つまりステレオタイプなのではないかと思われています。そしてそれが、人相学、顔相学、人相占い、顔相占い、顔占いといったものに変化してきました。私は今までの観相学も参考にしながら人類学的にみた顔の変化や、心理学的にみた影響なども研究していき私なりの観相学を作ってまいりました。そしてこれをFace Readingと名付けました。
Face Readingは、顔をコミュニケーションの手段として使っていく為のものです。
インターネット、Eメールといった相手の顔が見えないコミュニケーション手段が広がる中、だからこそ顔から得られる情報というものを大事にしていきたいと考えております。
20世紀最後の革命は「IT革命」でした。
21世紀最初の革命は「顔革命」です!!
私の活動により、顔が持つ情報発信としての機能を皆様に再認識していただければ幸いです。
顔は変わる。
環境で変わる。
時代で変わる。
食べ物で変わる。
気持ちで変わる。意志で変わる。
1999年12月
池袋絵意知
※2002年3月15日、嘉祥流観相学会導主の藤木相元先生とお会いしたのをきっかけに、私なりの観相学に新たに「ふくろう流観相学」という名称をつけました。
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