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2021-10-03

『アインシュタインの名言』『アインシュタイン150の言葉』

大阪から池袋絵意知です!「アインシュタインに学ぶコロナ時代の生き方」

大阪から池袋絵意知です!「アインシュタインに学ぶコロナ時代の生き方」

で、書いたように9月7日に大阪市立自然史博物館で開催中の「ノーベル賞受賞100年記念『アインシュタイン展』」に行ってきました。

館内にはアインシュタインの名言がところどころに出現し、20年ほど前に買った『アインシュタインの言葉』みたいなカバーなしの水色の上製本を思い出しました。

(今回見て「昔あの本で読んだ」と思い出したものがありましたが、ほとんど覚えないものですね。本には載ってない言葉もあったのだと思います)

今回、改めて、アインシュタインの名言本『アインシュタイン150の言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読んで、その中から、(コロナ時代の)今、伝えたいアインシュタインを抜粋してみたいと思います。

『アインシュタイン展』の名言

まずは、『アインシュタイン展』の名言。

 

アインシュタイン「結婚に際して、女性は男性が変わることを期待していますが、男性は女性が変わらないことを期待しています。両者が失望するのは当然です。」

アインシュタイン「学ぶこと。それは、人がずっと子供のままでいることが許されている、唯一の行為です。」

アインシュタイン「わたしが何気なく口にした言葉のひとつひとつが、すばやく記録されてしまうことになろうとは、思いもよりませんでした。もし、知っていたなら、わたしは殻の奥深くへ逃げ込んでいたでしょう。」

アインシュタイン「知る喜び。それは自然界からの最大の贈り物です。」

アインシュタイン「科学の発見のプロセスは、不思議に思ったことを絶えず突き詰めていくことです。」

アインシュタイン「わたしには、特殊な才能はない。ただ、熱狂的な好奇心があるだけだ。」

アインシュタイン「自分で経験することほど何かを上手に学ぶ方法はありません。」

アインシュタイン「深く探求すればするほど、知らなくてはならないことが見つかる。人間の命が続く限り、常にそうだろうとわたしは思う。」

アインシュタイン「私には特別な才能などありません。ただ、人より長く一つのことに付き合ってきただけです。」

アインシュタイン「あらゆる宗教、芸術、科学は、同じ木の異なる枝です。いずれも、人間を単なる肉体的存在から引き上げ、その生き方を高貴なものにし、個人を自由へと導くことを目的にしています。」

アインシュタイン「無限なものはふたつあります。宇宙と人間の愚かさ。前者については断言できませんが。」

アインシュタイン「わたしにとっては政治より方程式のほうが重要です。政治は現在のことにほぼかぎられますが、方程式は永遠ですから。」

『アインシュタイン150の言葉』から抜粋

『アインシュタイン150の言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)編:ジェリー メイヤー、ジョン・P. ホームズ

発行日が1997年4月25日 第1刷

私が買って読んでいたのは、

2003年6月20日 第28刷でした。

章立てに合わせて私自身がコロナ時代に伝えたい言葉をピックアップします。
(『アインシュタイン展』)と同じものも含め。

わたし、そして、わたしのまわりについて

(1)私は天才ではありません。ただ、人より長くひとつのことに付き合ってきただけです。

これと同じですね。

私には特別な才能などありません。ただ、人より長く一つのことに付き合ってきただけです。

 

(3)わたしには、特殊な才能はありません。ただ、熱狂的な好奇心があるだけです。

これは、

わたしには、特殊な才能はない。ただ、熱狂的な好奇心があるだけだ。

と同じ。

(5)わたしは、自然について少し理解していますが、人間については、ほとんど理解していません。

※アインシュタインがこう言うように本当に人間というのは複雑怪奇です。

人生について

(17)自分自身の、そして他の人々の人生に意味を見いだせない人は、単に不幸であるばかりではなく、生きるのに向いていないと言えましょう。

(20)蝶はもぐらではない。でも、そのことを残念がるもぐらはいないだろう。

(21)無限なものはふたつあります。宇宙と人間の愚かさ。前者については断言できませんが。

(24)ああ、悲しいかな。エゴと競争心は、公共感ち義務感より強い。

(26)人はみな同じ。

(27)人間は、孤独な存在であるのと同時に、社会的な存在なのです。

(41)死はいずれやって来る。それがいつかなんて、どうでもいいじゃないですか。

 

哲学、そして、人間性について

(44)手段は完全になったというのに、肝心の目的がよくわからなくなったというのが、この時代の特徴と言えるでしょう。

(47)人間とは、わたしたちが宇宙と呼ぶ全体の一部(以下、略)

(48)(略)内なる倫理的宇宙。

(53)ドイツの諺を思い出します。「人はみな、自分の靴のサイズで物事を計る 」。

(61)精神を大切にするというのなら、それとつながっている身体も大切にしなければなりません。

 

自然科学とその研究について

(67)われわれは何も知らない。われわれの知識のすべては、小学生と変わらない。

(68)深く探求すればするほど、知らなくてはならないことが見つかる。人間の命が続く限り、常にそうだろうとわたしは思う。

(69)大切なのは、疑問をもち続けること。

(74)何も考えずに権威を敬うことは、真実に対する最大の敵である。

(79)数学がしばしば他の科学を越えて特別に尊重される理由のひとつは、その法則が絶対的に正確で明白であるということだ。いっぽう、他の科学は、ある程度議論の余地はあるし、常に、新しい発見によって覆される危険にさらされている。

 

倫理、道徳、宗教について

(94)文明人の運命は、いよいよ、どれだけ力のある道徳を生み出せるかにかかってきています。

(97)純粋な者が純粋さを見るところに、豚は汚れを見る。

(100)宗教なくして科学は不具であり、科学なくして宗教は盲目です。

(102)すべての人は、目に見えない笛吹きの曲に合わせて踊っている。

 

学習、教育について

(105)何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。

これはこれですね。

自分で経験することほど何かを上手に学ぶ方法はありません。

(107)自分の目でものを見、自分の心で感じる人がいかに少ないことか。

 

政治、戦争、平和について

(118)政治の指導者や政府は、その地位を、半分は武力に、半分は選挙によって維持しています。それぞれの国の中で、道徳的あるいは知的に最もすぐれた人々の代表だとみなすことはできません。

※現代風にいうと「半分は武力に」を「半分は金力に(半分は経済力に)」と言い換えることができますね。

(128)第三次世界大戦はどう戦われるのでしょうか。わたしにはわかりません。しかし、第四次大戦ならわかります。石と棒を使って戦われるでしょう。

(129)少数派が持つ唯一の防衛手段は、消極的抵抗である。

ふたたび、わたし自身について

(134)名声を得るにしたがって、わたしは愚かになっていきました。(以下、略)

(142)わたしは、真の「孤独な旅人」です。

(147)わたしが何気なく口にした言葉のひとつひとつが、すばやく記録されてしまうことになろうとは、思いもよりませんでした。もし、知っていたなら、わたしは殻の奥深くへ逃げ込んでいたでしょう。

(148)素人がわたしの業績の意義について誇張された印象をもってしまったとしても、わたしのせいではありません。それは、通俗科学読み物の書き手や、とりわけ、あらゆることをできる限りセンセーショナルに扱う新聞記者たちのせいです。

アインシュタインの生涯

最近は「アルベルト・アインシュタイン」という日本語表記が一般化していますが、この本では「アルバート・アインシュタイン」表記になっています。

言わずと知れた20世紀を代表する最も優れた科学者です。

ここでは、「20世紀最大の物理学者」としています。

 

編集後記

原本は、表紙にあるように「Bite-Size Einstein」


 

数学や物理学だけでなく、アインシュタインの、この地球の自然や世界、人生についての見方は哲学的です。

アインシュタインは特許庁への就職後ようやく恋人だったミレヴァと1903年に結婚。

しかし、別居生活が5年ほど続き、1919年離婚。

そして、その数ヶ月後にエルザと再婚。

そんなことから『アインシュタイン150の言葉』には、男女間についての名言もたくさん出てきます。

お手元に置いて、何かの折りには読み返してみたい一冊です。

みなさんもぜひ!

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