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日本顔学会第11回公開シンポジウム

2002年3月8日(金)
今週火曜日に行われた日本顔学会第11回公開シンポジウムに参加してきました。
今回は例年と趣が異なり
「ヘアとメイク」〜10名のアーティストと共にあなたも変身!〜という内容でしたので、会場の早稲田大学・国際会議場には、若い女性が数多く見受けられました。
※赤字が私の言葉です。

【講演1】京都造形芸術大学、成実弘至先生の「美人の誕生 〜 ヘア、メイク、ボディの戦後史」では、タトゥーを除き人間が身体を自由に変えるようになったのは19世紀からというお話があり、それは「身分制度の崩壊によってもたらされた」ことなどが語られました。
【講演2】阪神理容美容専門学校、半田まゆみ先生の「アタマ系の教育とヘアファッション」では、ヘアが変わればメイクも変わる印象も変わることなどの話があったのだが、面白かったのは最近の若い子は「髪を黒に変える」と言うこと。「黒に戻す」ではなく「黒に変える」だ。これは、黒が元々の色いいう気持ちはなく「黒」も「赤」「栗色」「茶」「金」「赤」「銀」などと同じで自分を演出するヘアの色の一つになっているということの証だった。
また、ヘアのモデルとなった学生の写真がみな歯がキレイだったことに対し、歯科関係の先生が質問したところ、「歯を見せたほうが魅力的だからこのような写真が多くなったのではないか」との説明があり、半田先生自身も「写真に写る時は歯を見せるようにしている。」とのことだった。
【講演3】山本浩未先生の「キレイの終わりはない ココロに効くメイク」で話されたことは、山本先生がヘア・メイクアップアーティストということもあり、かづきれいこ先生がおっしゃっていることと似ていて、“人は見かけによらない”と言われているが、「人は見かけによる」という話や、「メイクは何かをする時のスイッチとなる。」という内容でした。
また、同窓会で久しぶりに田舎に帰って学生時代の仲間に会い「今何してる?」と聞いたら、市役所に勤める人は役人顔、中小企業の社長をやっている人は社長顔になっていた。という話がありました。

午後の第2部「ヘアとメイクで遊ぶ」では、10名のアーティストがそれぞれテーマを決めてメイクの実演をしました。
それぞれ個性があって面白かったのですが、特に印象に残ったのは佐藤ゆみさんの「60代の女性にしたウエディング用のメイク」これは本当に素晴らしかった。
吉場一美さんの「女性を男性にするメイク」では、今回の実行委員長であるエフシージー総合研究所の菅沼薫さんが男性に変身する課程を見ることができました。
女性を男っぽくするには、顔に影をつけ立体的にすること(骨格をハッキリと見せる。チークをダークカラーでシャープに。ノーズを長く。髪型はサイドを押さえて顔が長く見えるようにする。というのがポイントだったのですが、メイクをするうちにみるみるうちに男性っぽくなりました。
別のところでは日本顔学会理事の原島先生が女性に変身するメイクをしていたのですが、こちらもビックリ。かつらや衣装の影響もあるのでしょうが、目や口元、そして仕草までが完全に女性になっていました。
メイクの実演が終わったあとのティーパーティーで森田育男先生お話しした際も、原島先生の変身ぶりが話題になったのですが、先生は「環境が顔を変えるんですね」とおっしゃっていました。
メイクで顔が変わるだけでなく、そのメイクをした自分を見ることや衣装によって表情が完全に変わるのです。
環境を変えるということを習慣にしていけば、一時だけ顔が変わるのではなく、その環境に応じた顔になるのだと改めて実感しました。


バックナンバー
2002年の『好かれ顔』
2002年の運がいい顔&「ザ!世界仰天ニュース」
「今週の顔」2001年の総括
日本顔学会セミナー『健康的にやせるには…』
「フォーラム顔学2001」第6回日本顔学会大会
「今週の顔」2000年12月の総括
「王様のお夜食」と「開運!なんでも鑑定団」
日本顔学会セミナー『顔表情のロボットによる表出と自動認識の追求と応用』
「リハビリメイク」と「OLヴィジュアル系」
日本顔学会セミナー〜顔と歯科〜

悪人相をレッサーパンダ男を元に検証する。
日本顔学会第10回公開シンポジウム
「今週の顔」2000年の総括
フェイシャルセラピストかづきれいこさんの講演他

日本顔学会第9回公開シンポジウム他


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