2002年2月6日(水)
私が監修した、集英社non・no(ノンノ)新春特大号「あなたもなれる!’02年の『好かれ顔』」の記事は読んでいただけましたでしょうか。
新春特大号ということで、1月5日から1ヶ月間店頭に並んでおりましたので、若い女性の方は見ていただいたのではないでしょうか。
ようやく発売期間が終了し新しい号が発売されましたのでこの好かれ顔について書いてみたいと思います。
前々から“今の時代はどういう顔が好かれる(人気が出る)か”を発表したいと思っておりましたので、今回の監修のお話は私にとってもいい機会でした。
発行部数が多く若い女性に影響力のあるメディアということで、今まで研究してきたことをようやく公の場で発表することが出来ました。また、内容についてもほとんど私が話した通りに書いていただきまして、ノンノ編集部の方には本当に感謝しております。この場を借りてお礼申し上げます。
さて、内容についてですが、分かりやすいキーワードをいくつか用意しました。
「’02年の好かれ顔3大法則」として「とろけ目顔」「こけし顔」「草食動物顔」という内容になっておりましたが、「とろけ目顔」は昨年からノンノが提唱している顔で、宇多田ヒカルさんや優香さんが当てはまります。記事の中では「米倉涼子さん、浜崎あゆみさんがこの顔で、各パーツが大きくて自己主張が強いが、たれ目ぎみの目が優しい印象を与える。」となっていました。これについて私は各パーツが大きくて自己主張が強いが、目が丸くて優しく見える「ハッキリ顔」と定義し、まだメジャーではないが今年ブレイクするであろう上良早記さん、藤本綾さんを挙げました。有名な人だと面白くないので、男性誌には載るが、まだ女性誌にはあまり載らない方をあえて選んだのです。残念ながら読者への分かりやすさという点で変わってしまいましたが、逆に上良さん、藤本さんのヘアスタイルが、ノンノが流行させた「スウィートウルフ」だと分かり面白かったです。
横に長い三日月型の細い目で、顔が丸く平坦な「こけし顔」は、老若男女から人気のある加護亜依さん、そして酒井若菜さんを挙げました。(ノンノでは加護さん、aikoさん)グローバルな時代だからこそ逆に日本人らしい顔に人気が集まります。
「草食動物顔」についてはこのホームページでも書いているように「目と目の間が開いた」後藤真希さん、安室奈美恵さんを挙げました。(ノンノでは田中麗奈さん、片瀬那奈さん)
数年前は、藤原紀香さん、深田恭子さんのような顔の面積に対して各パーツが顔の真ん中に集中している「アニメ顔」が流行りましたが、今年はこの3つの顔に人気が集中すると思います。
「顔から探る、人気者の人気の秘密」ではモー娘。のポジティブな「いい耳」について解説しましたが、この耳たぶが前向きな耳を「ポジティブ耳」と名付けましょう!
ひとつ前の日記「2002年の運がいい顔」で書いているように、このポジティブ耳で更に耳の上部が大きい耳の人は今年特にいいです。モー娘。では新メンバーの紺野あさ美さんがそうです。(笑福亭鶴瓶さんと同じ耳です)
「男性で人気のある顔」として挙げた永瀬正敏さん、浅野忠信さん、中田英寿さんの「サムライ顔」。これが「今週の顔」第75回の東山紀之さんのところで書いた「しょうゆ顔」ブームから10年を経て変化した“今”人気のある顔です。イチロー選手もそうですが、「しょうゆ顔」と比較すると目がスッっとしているだけでなく、切れ長で眼力のある目。そしてヒゲがこの顔の特徴です。
「今一番旬な親子対決」の小泉純一郎首相と小泉孝太郎さんに関しては、ノンノ編集部が柔らかい表現にしてくれましたが、私が言った通りです。
小泉首相については「唇が薄くて冷たい一面もあるみたい。」と言いましたが、今回の田中真紀子さんの一件は、ある意味証明されたと言っていいのではないでしょうか。孝太郎さんについては「のし上がるには優しすぎるかも。」と言いましたが芸能界において今以上の活躍は難しいでしょう。
ただし息子の孝太郎さんは、全般的にはいい顔をしているので、この顔を続けている限りたとえ芸能界で成功しなくてもいい人生が送れると思います。